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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

2016年12月

29 12月

年末年始の予定について

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

今日は12月29日。一年も押し迫って来ました。

ということで、1日かけて、今日はお稽古場の大掃除をしました。
ゴミ袋5袋ほどのゴミが出ました。
また、ガラス拭きなども行い、すっきりしましたね。

年末年始の予定です。

12月30日:通常通りお稽古場にだいたいいます。(13時ころ少し不在となります)
12月31日:お稽古場にいます。夜は、桐生市の雷電神社での演奏のため、19時ころから不在となります。 
1月1日:終日出張演奏
1月2日 :おやすみ
1月3日:おやすみ
1月4日:通常営業となります。

皆様、良いお年をお迎え下さい。 
23 12月

ダウン、、、

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

お恥ずかしながら、12月21日・22日の2日間、ダウンしていました、、、

20日の朝くらいから、「ちょっと喉が変だな〜」と感じたので、
アロマのうがいをして、通常通り外出。
その日の夜は、幼馴染と一杯飲みました。

翌21日の朝、起きるとなんとなく体がだるい、、、
その日は1日自宅で寝ていました。
熱を測ると、最高で38.8度!!
久々に見た数字です、、、
こういう状況だと、一日中寝ていられることにびっくりしました。

こういった症状でも、今までは1日で回復していたのですが、
22日の朝も、まだ37.8度、、、
撃沈。
2日目の自宅療養となりました。

本日23日は熱も下がったので、なんとか復活をしました。

幸い、演奏などのお仕事に影響することはなかったのですが、
・お稽古場の大掃除をやろうと思っていた日に重なっていたことと、
・2日間だけでも郵便やメールがけっこう溜まっていること、
・そして2日日間手がうごかせなかったこと、
が大変です、、、

12月に入り、上旬に胃を少し痛くして半日お休みをいただき、
今回は風邪の症状で2日間寝込んでいました。
この1年半ほど、ほとんど体を休めることなく来たので、
ちょっと疲れが溜まっているのかな、と考えています。

私の仕事は、スケジュールなどで穴を開けるわけにはいきません。
そのためには、常に健康でいなければなりません。
来年は、月に1日程度、体を休める日を作ろうかな、と考えております。
16 12月

糸振りー五線譜の変換

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

ここしばらくは、落ち着いた日々を過ごしておりますが、何をやっているかというと、
・来年の企画に関する打ち合わせ等
・演奏曲の暗譜
・五線譜の曲の箏譜への変換
など、今後の活動への準備を行っています。 

今回紹介させていただくのが、「五線譜の曲の箏譜への変換」です。

お箏は13本の絃があり、糸を支える「柱」を動かすことによって、絃の音を変えることができます。
そして、13本の絃の音には組み合わせのパターンがいくつもあり、「調子」と呼んでいます。例えば、「平調子」「雲井調子」などの名前がついています。

五線譜の曲を演奏するときに、それら既存の調子や、そのちょっとしたバリエーションの中で演奏できればいいのですが、なかなかそうはいきません。

「柱」を動かすことで音が変えられることは、柔軟性があるとも言えますが、音と絃の関係が一つに決まっていないので、「五線譜を見ても、どの絃をひいたらいいのか、そのままわかるのではない」んです。 

ですから、五線譜の曲を弾く時は、五線譜の音符に、弾く糸を割り振って行きます。
私はこの作業を、「糸振り」と呼んでいます。

 今回は糸振りの手順を紹介いたします。

1:五線譜のそれぞれの音符が何回使われるか、カウントします。

これがその実例です。
 16

汚い字で申し訳有りません、、、、

縦に音名(CDEFGAB)を書き、その右にその音が何回使われているか、正の字を書いて数えていきます。 

この実例の場合は、低音部(五線譜のヘ音記号の部分)をやり直したので、下の方を線で消し、右にやりなおしています。

2:調子を決める

数を数えたら、お箏のチューニングを決めて行きます。

本当は一つの音に対して一本の絃が当てはめられればいいのですが、13本の絃で賄わなければならないので、 そうも行きません。

ただ、「押し手(左手で絃の柱より左を押すことによって音を上げる)」を使うことによって、一音までは上げることができます。 
また、「柱」を動かすことによって、絃の音を変えることもできます。これを「転調」と呼んでいます。

こういった手法を使うことによって、一本の絃でいくつかの音を出すことができます。
でも、低い絃(自分から遠い絃)は大変なので、なるべく自分に近い絃で「押し手」などを使う様に考えます。

それらのことを検討し、13本の糸それぞれに割り当てる音を決めます。
そうやって決まった音が、上の写真の右下に書いてあります。
拡大したのがこれです。
55

一から巾の13本の糸に、音名が振られています。
(一が低い音で自分から遠く、巾が高い音で自分に近い糸)
矢印で他の音名が書いてあるのは、曲の中で「転調」する糸です。

3:五線譜に糸の名前を振る

ここまで来たら、五線譜の音符ひとつひとつに、お箏の糸を割り当てて行きます。
こんな感じです。

43

 アルファベットの音名の上に、お箏の絃の名前が記載されています。
十の左側にヲと書いてあるのは、「押し手」を使って半音上げる、という意味です。

4:調整

ここまでの作業は、あくまでの「理論上」の作業なんです。
「3」の段階までで決めた糸を、実際に弾いてみます。
そうすると、演奏不可能であったり、不自然な手の動きなどの箇所があります。
そいうった部分を修正してみたり、左手を使って見たり、またお箏で演奏するので、それらしい演奏方法を採用してみたり、そういった調整をし、「曲」にしていきます。

5:清書
 
調整が終わったら、あらためて楽譜を清書します。 
この段階で、一応「糸振り」は終了します。

しかし、ここから練習して曲を体にしみこませ、
そのうちさらに変更しなければならない部分なども出て来ます。
その後、共演者との練習などを経て、本番に向かいます。


えーっと、この「糸振り」作業、けっこう、というか、かなり大変です、、、、

もっと効率的な方法があったら教えて下さい!
ぼちぼちいいアプリとか出て来ないかな。 
8 12月

来年の演奏予定を発表いたします

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

 

12月になり、寒さが増してきております。みなさま体調はいかがでしょうか?私も帰宅時の手洗いとうがいは欠かさず行い、風の予防に努めております。

 

来年、平成29年の自主企画の演奏予定がほぼまとまりましたので、発表させていただきます。各コンサートのチケット予約などは、改めてお伝えします。また、チケットの予約をホームページから行える様に、現在準備中です!

 

3月4日(土)きものでおことサロン

・場所:PLUS+アンカー(桐生市本町6丁目)

・昼の部:開場1330・開演1400・2,500円(ワンドリンク付き)

・夜の部:開場1700・開演1730・3,500円(終演後のパーティー付き、ドリンク別)

・出演:鈴木創(箏)・牧原笳童(尺八)
・予約お問い合わせ:PLUS+アンカー 080-1152-0083 

・毎月第一土曜日は、桐生市では骨董市と、「着物スタンプラリー」が行われます。そういった企画と連動した企画で、古民家を改築したカフェで、おことや三絃・尺八の音を楽しんでいただこうという内容です。PLUS+アンカーさんでは、「きもの女子会」などを開催されておりますが、参加者からは、「日本文化をもっと体験したい!」という声があるそうです。ですので、楽器の歴史や材質などの基本的な説明から、曲も有名な曲から古典・現代曲まで取り揃え、箏曲の全体を俯瞰できるようにしております。 

 

4月21日(金)「音が繋ぐ世界」ー春と朔太郎をうたうー

・場所:cosmiccafe&restaurant(前橋市小相木町756)

・時間:食事開始1800、開演1930

・料金:6,000円(食事・ワンドリンク付き)

・出演:鈴木創(箏)・高橋季絵(ソプラノ)・大竹温子(ヴァイオリン)

・前橋市の南部大橋の際に、隠れ家的なレストランがオープンしました。ひっそりとしているのですが、自然溢れる敷地にたたずむモダンな空間は、森にたたずむ都会のオアシス。庭からは、雄大な利根川と赤城山を眺めることができます。ライトアップされた庭を眺めながら、こだわりの料理に舌鼓を打ち、音楽をお楽しみください。箏とヴァイオリン、そしてソプラノの3人により、春や地元の詩人萩原朔太郎などをテーマにした曲を中心にお送りします。

 

9月3日(日)伊香保で夢二をうたう

・場所:松本楼別館「ぴのん」内「夢味亭」

・時間:開場15時・開演15時30分

・料金:3,000円(ケーキ・ドリンク付き)

・出演:鈴木創(箏)・高橋美緒(ピアノ)・高橋季絵(ソプラノ)

・大正ロマンを代表する芸術家、竹久夢二は、伊香保を愛し、そして、亡き人の面影を 重ねて榛名山を描きました。また、「榛名山美術研究所」設立構想に基づき、榛名湖畔にアトリエを設立。 夢二の誕生日の9月16日にちなみ、所縁の伊香保の地で、夢二や榛名・伊香保を中心とした曲を奏でます。「大正ロマン」にふさわしく、和洋の音を取り混ぜ、ソプラノ・ピアノ・箏の音をお届けし、会場も大正ロマンの雰囲気あふれる「夢味亭」です。

 
シリーズ:地唄箏曲を愉しむ 

昨日のブログにも書きましたが、来年は江戸時代に作曲された古典曲に力を入れてきます。さまざまな音が溢れる現代では、「わからない」「何を唄っているのかわからない」「眠くなる」などと言われることが多い古典曲ですが、100年以上受け継がれている曲には、日本人の心の根源に触れる魅力があると考えています。その魅力をお伝えしたいです。群馬県内の、前橋・高崎・桐生の三都市で「地唄箏曲を愉しむ」と題して開催します。

6月18日(日)山徳記念館(高崎市石原町)

8月24日(木)賀門(前橋市敷島町)

9月17日(日)PLUS+アンカー(桐生市本町)

※3会場は、同内容を予定しております。

私たちが携わっているお箏・三絃の元をたどると、京都や大阪の「お座敷芸」にその一つのルートがあり、「地唄」と呼ばれています。江戸時代に入り平和な時代となると、江戸で歌舞伎などが発展し、その伴奏として「長唄」が生まれ、華やかな舞台芸ができてきます。みなさんも、ステージの上に、唄・三絃・笛・鼓などのみなさんが並んだ華やかな演奏を聴いたことがあるかと思います。

私どもの流派で受け継いでいる「地唄」はお座敷芸の流れですので、どちらかというと、大きなホールよりも、小さな会場が適していると考えております。ですので、「地唄箏曲を愉しむ」は、庭園が綺麗な日本家屋や、古民家を改装した飲食店など、本来の「地唄」の距離感で音をお伝えできる会場としました。

 
歌詞の説明や曲の成り立ちなど、少しでも曲の魅力をお伝えできるよう、内容を工夫して行きます。また、それと同時に演奏の準備にも全力を尽くして行きます。ぜひ、地唄箏曲の音をお楽しみ下さい。
 

・各コンサートのチラシなどが完成しましたら、予約方法などを含め、改めてご案内差し上げます。

・出張演奏、随時受付中です!お気軽にお問い合わせ下さい。

・各種お問い合わせは、

  電話:027-212-7284

  メール:info@hajime-koto.jp

 

7 12月

やりたいこと

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

私たちが演奏させていただく曲を、作曲された年代に分類することがあります。
流派などによって異なりますが、私が属する流派では、だいたい以下の様な感じです。

・「古曲」もしくは「古典」:江戸時代に作曲された曲。
・「明治新曲」:明治時代に作曲された曲。古典に含む場合もあります。
・「宮城曲」もしくは「新曲」:宮城道雄先生が作曲した曲。明治42年から昭和31年。
・「現代曲」:宮城道雄先生以降の曲。

これ以外にも、洋楽やポップスや様々なジャンルの曲を邦楽の楽器で演奏することもあるので、そういった「その他」的な曲もあります。

これらの曲の中で、私が一番魅力を感じているのは、「古典」なんです。

でも、現代の様にエンターテイメントが派手になり、様々な音が溢れる時代になると、邦楽に触れた経験の少ない人にとって、古典は「わからない」「つまらない」「退屈」「何を歌っているのかわからない」などと思われてしまうことが多いんです。

ですから、私も含めて最近の演奏家は、合奏曲や洋楽の影響を受けている曲を演奏することがあります。そういう方が、盛り上がることがあります。私も、いただいた演奏の機会の中で、お客様に楽しんでいただくことを考えて曲を選ぶと、現代曲やポップスなどを入れることもあります。

古典曲は今の箏曲のいちばんの元なんです。それがなければ今がない。
「ウケがいい」ことと「やりたいこと」のどちらをやるのか、いつも悩みます
でも、来年は「やりたいこと」の「古典」に力を入れたいと考えております。

車や機械の音がない時代、マイクやアンプもありません。聞こえてくる音は、水の音、風のささやき、鳥や虫の鳴き声、そして人の発する足音や声だったでしょう。その中で、木と糸でできたお箏やお三味線の音が響く、そんな時代に紡がれた旋律の響きに、私は魅力を感じております。

「わからない」「つまらない」なら、どうすれば古典を楽しんでいただけるか
来年のテーマとします。 

注:一部編集しました。 
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