みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

本日9月17日は、世間的には連休の一日なんですね。
当地前橋は、接近する台風の影響で、雨がしとしとと降っております。

昨日9月16日、「広瀬川美術館」内のシューベルトサロン前橋にて、
「秋の邦楽演奏会2017」に出演させていただきました。

「広瀬川美術館」は、戦後すぐに設立された画家近藤嘉男さんの自宅兼アトリエの建物で、現在は改装され、美術館や音楽サロンとして使われております。戦後の建築物として、全国で初めて登録有形文化財となり、前橋市から「まえばし都市景観賞」も受賞しています。

目の前に流れる広瀬川は、川岸に大きな木が立ち並び、前橋の中心市街地に潤いを与えてくれています。
そんな広瀬川に、大きな窓を向けている、クラシカルな雰囲気の会場でした。

お客様との距離は、1メートル程度と大変近く、私の呼吸も聞こえるくらいです。

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共演は、琴古流尺八の、牧原笳童さん。

演奏曲目は、
・六段の調(箏独奏)
・黒髪(三絃・尺八)
・手事より第三楽章「輪舌」(箏独奏)
・七小町(三絃・尺八)
・アンコールで「春の海」(箏・尺八)
とし、古典曲と宮城道雄作品、器楽性の高い曲と地唄、
というバリエーションでした。

広瀬川に向けた大きな窓から差し込む柔らかい光、
建物の雰囲気、
そして響く生の音。
そんなことを楽しんでいただければ幸いでした。

終演後は、差し入れしていただいた手作りケーキを、皆さんで楽しみました。

ご来場のお客様、そして尽力下さったピアノプラザ群馬の皆様、そして紹介して下さった先輩、ありがとうございました。

広瀬川美術館ホームページ