みなさんこんにちは。
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

宮城道雄作曲作品に、「道灌」という曲があります。

曲名は太田道灌由来で、昭和11年の「太田道灌450年祭」の際に当時の東京市から委嘱を受けて作曲されました。
江戸の草創期やその後の東京の繁栄を祝い、太田道灌の業績を讃えております。

お箏が、独奏部・第一箏・第二箏からなり、他に十七絃・三絃・胡弓・尺八・打物と、大編成の合奏曲で、典雅さと表情の豊かさがあり、私も好きな曲の一つです。

「とこしえに流れ尽きせぬ隅田川」と、江戸の自然を謳い、
「七重八重花は咲けども・・・・」と、太田道灌の故事の詠み込み、
「都大路の賑わひは国の内外に類へなく」と、首都東京の繁栄を祝っております。

演奏直前、舞台袖で楽器をステージ上に並べるのを待っていました。
多くの方がドタバタと、袖からステージ上に楽器を運んでいます。

でも、なんか変なんです。
トラブル続き。

壁に立てかけてある、十七絃の絃が切れてしまっており、おまけに絃が数本だらりーんとなってしまっております。

え、「楽器屋さんいますか!!すぐに絃張らなきゃ!!」と考えていました。

だって、僕のパートは十七絃のはず。

そんなことをしていると、第2箏のパートのお箏がステージ上に並べられ始めました。

なぜか、そのお箏に、僕の名前が書いてあるメモが挟んであります。

「え、僕は十七絃じゃあ????」

そんなことを考えていると、

ジリジリジリジリ、、、、ベルの音。

そこで目が覚めました。目覚まし時計。

そんな今朝見た夢。