みなさんこんにちは。
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家鈴木創 です。

昨日8月11日、高崎市のアトリエミストラルにて、「山田さんと生田君くん」に出演させていただきました。

コンサートタイトルの通り、箏曲の二大流派である山田流と生田流の共演。

山田流箏曲の出演者は、黒崎喜子さん。

コンサートの流れとしては、
お箏の歴史を解説し、八橋検校の「六段の調」を私のソロで演奏。

次に、お三味線の歴史や生田流の生まれた頃のことを解説し、三味線音楽の源流である地歌から「ままの川」を私のソロで演奏。

そして、黒崎さんから山田流の歴史を解説していただき、山田流と生田流の違いなどをお客様にご理解いただき、「八千代獅子」を合奏しました。
この曲は、同じ曲名の曲が山田流と生田流各々に伝承されていますが、調子の高さやメロディが異なっている部分が多く、各々のメロディを演奏すると合奏のようになりました。


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休憩を挟み、黒崎さんのソロで中能島欣一作曲の「睡蓮・向日葵」

その後は、私のソロで「輪舌」を演奏し、明治維新後の箏曲の流れと、宮城道雄先生の功績を解説させていただきました。

最後は、生田流では「新娘道成寺」、山田流では「鐘ヶ岬」と、同じ曲でも異なる曲名で伝承されている曲を、黒崎さんのお箏と私のお三味線で合奏しました。
お三味線の曲ができてから、それぞれの流派の方がお箏の手を作曲しているので、数カ所の微妙な違いはあるにせよ、合奏ができました。
歌のメロディはかなり違います。

いつもとは異なる歌を聴きながらの演奏というのは、慣れるまでちょっと大変でした。

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アンコールは、「さくらさくら」を演奏し、一部お客様にも歌って頂きました。

黒崎さん、お話しをされるときの声と歌の声にかなりギャップがあり、歌の声はとても太くて朗々としております。とてもいい歌を歌います。

この、山田流と生田流の共演という企画、たまにはありますが、少ないと思います。
お客様には、その違いなどを目で見て、解説を聞いて、曲で聴いていただけるように心がけました。
お陰様で、お客様からは大変な好評をいただき、私も励みになります。

現代において、邦楽のコンサートに足を運んでいただくことがかなり難しい状況になっています。
しかし、奇をてらった内容ではなく、企画をきっちりと立て、精一杯の準備を行い、邦楽のもつ魅力をお客様に伝えるべくコツコツと継続していけば、光は見えてくると信じております。

みなさん、ぜひ、一度は足をお運び下さい。

会場のアトリエミストラルさんのブログにも紹介していただきました。
こちらをご覧になって下さい。

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終演後の記念撮影。
ちょっと疲れた顔ですいません、、、、

□公演日程□
9月15日:日本の音を愉しむ 足利(レストランビアンベニュー、足利市)詳しくはこちら
9月24日:前橋まちなか音楽祭 糸と皮の対話(煥乎堂ホール/前橋市) 詳しくはこちらへ