こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日から、前橋市の飲食店は、20時以降の営業時間短縮要請が始まりました。
お稽古場は、前橋のまちなかにあるので、その影響がどうなっているのかを如実に感じることができます。

今、19時前ですが、すでにかなり静かです。
というのも、知っているお店などの状況を見ると、25日までの要請期間は、閉めてしまうお店がけっこう多いですね。

確かに、夜のお店は夕方に開店して20時までの営業では、数時間しか営業できません。
開店するためには仕込みが必要ですし、でもお店を開けてもお客様はあまり来ないことは明らかです。
だったら、閉店しちゃおうと考えるのももっともですよね。

そんな中、1月17日の公演は行います。

なぜ行うかを少しお話しします。

まずは、私たちの使命です。昨年3月くらいからコロナの影響が出始め、軒並み演奏会などが中止になりました。たくさんの方が、いわゆる「音楽ロス」になっています。やはり、私共は日本の文化や音楽をお届けすることが使命です。今まで先人達が長い歴史を紡いできて、明治維新後や終戦後といった音楽や文化にとっての危機の時代を乗り越えてきました。今とこれからを生きる私たちが、今お届けしなくてどうするんだ!と考えました。私たちは、音楽や文化をお届けし、皆さんの心を癒やし、気持ちを落ち着けていただくのが使命です。その使命を、今の危機的状況ですから、果たすべきなんです。

次は、前に進む挑戦です。コロナの影響は、まだおさまりそうにありません。そんな中、中止してしまうのは簡単です。でも、そこからは何も生み出せません。この状況で、どうやったらできるか、それを考えて、コロナの中でも安心して楽しんでいただける方法を考えました。人数を限定、時間を短く、換気をして、お客様同士や出演者との距離を取る、そしてマスクに検温に消毒と、今では当たり前のことですが、それを徹底することで、コロナの中でも公演を行えるんだと、前に進みたいんです。

また、前橋市の協力も背中をおしてくれました。幸い、現在のところ多くのお客様にご予約をいただいております。今回は時間を短くしたために、気軽にご来場いただけるように、入場料は安価に設定しました。その入場料が設定できたのは、前橋市の協力です。それがなければ、今回は実現できなかったと思います。

そんな想いで、今回の公演をさせていただきます。
少しでも、皆様の心にのこり、少しでも経済を回すことに貢献できれば幸いです。