こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、お稽古場兼自宅の地鎮祭でした。
天気が心配でしたが、曇りのまま雨も降らず、滞りなく終了しました。


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以前から、お稽古場と自宅を兼ねた建物を作ることを構想しており、土地を探していたのですが、昨年、土地の購入の目処がつき、年が開けてから売買契約を締結させていただきました。

場所は、前橋市千代田町4丁目。今のお稽古場から徒歩1分半くらいですので、今までとそんなに変わりありません。

買わせていただいた土地は、日本舞踊の先生である、初代・二代目の若柳吉駒先生が長い間自宅兼お稽古場として、拠点とされていた場所です。多くの方がお稽古に通われたり研鑽を積まれた場所で、その土地の歴史を受け継ぐ責任を感じております。


土地の売買と並行して建築士さんと設計の打ち合わせを進め、一回の設計変更を経て、プランが確定。そして建設会社さんから見積もりをいただき、施工業者さんを決め、先日工事請負契約を締結いたしました。

設計事務所は、ライブ環境建築設計。所長の片山康浩さんは、私と同時期に佐田建設に勤めていて、片山さんが設計担当、私が営業担当で一緒にお客様のところにお伺いしたりと、一緒に仕事をしていた方なんです。独立直後、父の自宅の設計もお願いしました。今は、前橋市民文化会館の近くに立派な自社ビルを建設され、群馬県建築士事務所協会の役員をお務めになるなど、ご活躍の建築家です。

施工は、安松託建さん。ライブ環境建築設計の推薦で見積をしていただきましたが、多くの著名な建築家の建物を多数手がけている実績がある、前橋市内の施工業者さんです。

施工業者さんの選定にあたっては、まず佐田建設のグループ会社に打診したところ、大きな現場をいくつか抱えている様で忙しいとの返事でした。この時点でどうするかをとーっても悩んだのですが、縁がある会社や設計事務所推薦の会社など数社に見積をお願いし、住宅の実績や見積もりの内容・価格などを総合的に判断し、安松託建さんに発注することとしました。

地鎮祭は、前橋東照宮さんにお願いいたしました。やはり、佐田建設時代から多くの地鎮祭をお願いしてきた、前橋を代表する神社の一つです。

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プランを考えるにあたっては、前橋のまちなかという立地を生かし、「前橋アーバンデザイン」の反映をお願いしました。具体的には、私のお稽古場と鉄子さんの仕事場を「セットフロント」で設け、それぞれの出入り口と窓も道路側として、屋内外のつながりや地上階のにぎわいにつながる平面プランとなっております。

そして、建物前に庇の出た犬走りを設け、そこを照明で照らすことで、夜間でも地域の明るさを演出できると考えております。

工事は11月末までを予定しておりますが、新型コロナウイルスの影響で木材の調達時期がはっきりと決まらず、それにより多少変わるかもしれません。


佐田建設勤務時代は、営業としてお施主さん(発注者さん)の対応をしてきましたが、今回初めて施主側となりました。建物を造るのっていうのは、とっても悩むし迷うし考えるし。立場が変わると、こんなにも感覚が変わるものなのかということを実感しております。

完成すれば、お稽古の環境はより充実しますし、時間のロスもなくなるので、更なる活動の深化を進めていきたいです。

私にとって、仕事の拠点でもあり、生活の拠点でもあります。
仕事場が近いので、ちょくちょく見に行きますし、私は扱いが面倒臭い施主かもしれませんが、無事故無災害での完成を祈っております。

ブログでも、随時進捗を報告させていただきます。

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