こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今朝の、山陰地方の雨のニュースには、大変驚かされました。

松江市に知人がいるので連絡を取ったところ、「地域によって違いもあるが、まだ大きな被害にはなっていないが、予断を許さない状況」ということで、写真も数枚送ってくださいました。

写真を見ると、川の水位が増し、濁流がいまにもあふれんばかりに流れている姿や、車のタイヤの高さまで水が上がっている状況がわかります。

熱海の土石流も、ニュースを見ていて心が痛みます。

このところ、こういった大雨や、東日本大震災や熊本の地震等、大きな災害が続いております。

そして、世界中に深刻な影響を及ぼしている新型コロナ禍。

こういった、相次ぐ人類の存亡に危険を及ぼす様な災害は何を語っているのでしょうか?

ひょっとしたら、今の人類のあり方に、何か警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。

経済的な利益だけを優先したり、人の心を考えずにネット上で攻撃したり、刹那的短絡的な楽しみだけを追求したり、そんな今の人類に対する戒めの様に感じることもあります。

じゃあ、自分はそこで何ができるのか。
音楽や芸術が、世の中のため、人のために何ができるのか、最近いつも考えています。

そんな時、熱海の様子を見て、車にお箏を乗せて駆けつけたい気持ちが起きました。
ご自宅を奪われ、ホテルなどの仮のお住まいにいらっしゃる方に、何か力になれないかと思ったんです。
でも、現地が混乱している今は、まだ時期尚早かと思っています。

私たち音楽や芸術に関係している者は、明日をも知れぬ不安に苛まれている方々に、少しでも癒しやくつろぎをお届けし、そしてほんの少しでも前向きな心を持っていただき、生活再建のことを考えていただく余裕を持っていただくお手伝いが、その役割と思います。

一人一人が、ほんの少しでも、人のために、世の中のために何ができるか、ちょっと考えてみませんか。