こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

最近、現代曲の研究をしております。

ここでいう「現代曲」というのは、宮城道雄先生から後の曲のことですが、現実には、今ご存命の方の曲が多いですね。

なぜかと言うと、一人でも多くの方に、「お箏やお三味線の曲っていいな」と思っていただくためには、今の人たちの耳にあったサウンドも届ける必要があると考えているからです。

もちろん宮城道雄先生の曲や、古典曲も素晴らしいものばかりですが、最近の高校生の大会などで選ばれている曲を見てみると、宮城曲が少なくなって来てしまっています。やはり、もっと新しい曲が選ばれているんですね。今の高校生たちにとって、宮城曲は古典に近いイメージなんだそうです。

だったら、私たち演奏者も、これからの世代に「いい」と思ってもらえる曲「も」お届けしなければなりません。

ですので、楽譜や音源を取り寄せ、聞いたり弾いたりしております。

ソロや小編成の曲でしたら自分が頑張れば良いのですが、私の社中で弾く合奏曲などを考えると、ちょっと大変です。

一つは、やはり長くお稽古をしている方もいれば、そこまで長くない方もいます。そのどちらも参加できる曲にしなければなりません。かつ、聞き応えもある曲がいいですね。

もう一つは構成の問題。お三味線だけを習っている方は、お箏だけの編成の曲だと参加できません。

そんないろいろな条件をクリアできる曲、あったら教えてください!