こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

昨日、前橋駅前の「アクエル前橋」で開催されている「小原玲 最後の伝言」を訪問してきました。

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小原さんは、前橋出身のカメラマンですが、昨年11月に60歳で亡くなっております。
生前親交のあった高校の同級生がこの写真展を企画し、会場には同級生有志がスタッフとしてたくさんいらっしゃいました。

小原さんは、高校生の時に教室で撮った写真が、高校生を対象にした写真コンテストで賞をとり、写真の道へと誘われます。

当初は週刊誌記者や、戦場カメラマンなどとして活躍。飛行機事故や数々の事件のスクープ写真をものにし、戦場カメラマンとしては天安門事件などの写真を撮っております。
その後、動物を撮る写真家へと転向しました。そして、動物に向き合ううちに、自然環境の変化に気づき、警鐘を鳴らしておりました。

今回は、動物の写真がメインでしたが、アザラシなどのかわいい写真ばかりです。

私は、それらの写真を見て、小原さんがファインダーを通して見ていたもの、そして表現したかったことは何なのだろうかと考えました。

事故やスキャンダルの現場に張り込んだり、戦地に飛び込んで行ったりする。
そこは、まさに人間の欲望や、醜い部分が表れる場でもあります。

しかし、人間だって動物であり、自然の一部分です。

アザラシの親子が仲良くしているシーン、蛍が森の中で飛び回っている光景、鳥が枝に止まっている様子、そんな写真を撮ることで、「人間だって、本当はこの一部なんだよ」というメッセージが込められている様に思います。

そんな難しく考えなくても、単純に可愛い写真に癒されてください!

上毛新聞にも紹介されました。記事はこちらに。

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購入したポストカードです。

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