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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

お三味線

3 9月

戻って来たお三味線

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日、皮の貼り替えをお願いした三味線が戻って来たことをお話しさせていただきました。

今回楽器屋さんにしていただいた作業は、
・皮の貼り替え(表:猫、裏:カンガルー)
・棹の勘減りの補修
・その他気になった部分の補修
です。

今日、弾いてみました。
 
音質がクリアになり、響きも良くなりました。
楽器屋さんならではの、工夫もある様です。

私は自分用のお三味線が2挺(ちょう:お三味線の数え方)あります。
今回皮の貼り替えをしたのは、普段用です。
もう一挺は、母から受け継いだお三味線で、スペック的にはこちらの方が上。
でも、今回の作業により、普段用の方が、音が良くなった感じがします。
そんなねじれ現象。 
21 9月

旅の途中で。地元のPRと女性の呼び方に悩む。

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日は、数日前に予約が入った、お三味線の体験の方がいらっしゃいました。
2名一組で、男性と女性のペアでした。

話しをお聞きすると、千葉県の方。
昨日金曜の夜に仕事が終わってから群馬に向かい、さし当たり前橋に宿泊。
今日土曜日の夜は猿ヶ京温泉に予約がしてあり、それがメインの目的の様です。

で、地方都市に観光に来て、午前中にやることがなく、ネットで私の体験教室を見つけて申し込んで下さったということなんです。「普段なかなかできないことなので」とおっしゃっていました。

旅先での時間の使い方で、お三味線やお箏を弾いてみるっていうのもアリなんですね。
一つのPR方法の気付きとなりました。

また、その方、ノープランで群馬まで来てしまったらしく、
「どこかいいところがないでしょうか?」という質問があったので、
「世界遺産の富岡製糸場を見て、関越自動車道にのって月夜野インターから猿ヶ京温泉に行けますよ」とご案内しました。
また、お土産も幸煎餅の「七福神あられ」とラスク、食べ物は焼きまんじゅうを紹介。

この質問をいただいき、もっとすらすら観光コースやおすすめの場所が思いつく様な知識がないと、地元のPRが薄くなっちゃうなー、と感じました。もっと群馬の情報に触れないと〜

それと、男女のペアで女性を呼ぶときなのですが、今日の方、夫婦と思い込んで、「奥さん」と呼んじゃったんですね。その時にリアクションにちょっと違和感があり、よく見たら、右手の薬指に指輪が。まだカップルの段階なのかな〜。未婚でも既婚でもどちらでも通用する、いい呼び方はないのかな、、、、

 
3 8月

あー、破れた〜!!

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日、お稽古の準備をしていて、お三味線を出したところ、目の前に繰り広げられた光景に衝撃を受けました!!

あああーーー!!!きたーーー!!!

2019-08-03 10.11.00

そうなんです。皮が破れてしまったんです。

お三味線の胴には、猫や犬の皮が張ってあります。
ですので、湿度や温度の変化を嫌います。

このお三味線は、門人さんがお稽古の時に弾くお三味線で、犬が張ってあります。

今年の7月の長梅雨、さらにここ数日の急激な暑さ、、、
そして、このお三味線、袋に入れて天井についている吊り下げ道具からぶら下げて保管しているので、もろに温度と湿度の影響を受けやすい環境、、、


恐る恐る、他のお三味線を見てみたら、幸い他のお三味線は無事でした。
今日のお稽古は、急遽もう一挺のお三味線を出しました。


この猛暑と湿度の時期。
張り直す時期を、楽器屋さんとよく相談しないと、、、、



 
10 5月

お三味線と撥

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日、楽器屋さんでお三味線の現状についてお話しをお伺いしてきました。

今、新品でどの程度のお三味線を買うと、予算がいくらくらいなのか、その最新状況を勉強してきました。

お三味線のグレードは、棹の材料・胴の材料や作り方・糸巻きの材料・などによって決まってきます。

上を見ればキリがないですが、これから始めたい方にどの程度のものをお薦めすれば良いか、そんなことを話し合いました。

また、私共が使う地歌三味線(「三絃」とも呼びます)は、撥(ばち)がとても重要です。
ですので、同じように、現在新品でどのくらいの予算でどのくらいの撥を買うことができるのか、そんなことも実物を見ながら勉強してきました。

ちょっと撥の写真をお見せいたします。


2019-05-09 18.49.04のコピー

ここにある撥は、手元がプラスチックで、先が鼈甲です。
主に鼈甲のグレードで値段が変わってきます。

もっと高価な撥になると、手元が象牙になったり、全体が象牙になったりします。

撥を選ぶときに見るポイントは、
・鼈甲部分の茶色と黄色の柄の割合(これでけっこう値段が変わります)
・鼈甲の柄の種類(斑っぽいか、線が入っている感じか)
・重さ(写っている計りで計測しました)
・撥先の柔らかさ
・手元の太さ
などです。


これらは、品質に関わる部分もありますが、好みや相性の部分も多いですね。

お三味線は、安価なお箏に較べれば、最初にちょっとお金がかかります。
でも、丁寧に扱えば、とても長持ちする楽器です。
興味のある方は、お気軽にご相談下さい。



 
26 2月

「純邦楽、深刻な危機」という新聞記事が出ました。

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日の朝日新聞に「純邦楽、深刻な危機 箏の年間製造数はたったの3900」という記事が掲載されています。 ネットにも記事が出ていました。ここでご覧になって下さい。

 かいつまんで内容を説明すると、
「お三味線の年間製作数は、1970年の18,000挺から、2017年は3,400挺に減少。お箏は同じく、25,800面から3,900面に減少。」というデータを紹介し、それに対する関係者のコメントなどで構成させております。

私は、「敷居が高い」「お金がかかりそう」というイメージを崩したいんですね。
そして、とにかく触れてもらうこと。

ですので、演奏体験なども行っており、身近なカフェ等での演奏も積極的に行っています。
また、お稽古やいろいろなことに必要なお金は明確にしてあります。
実際に楽器の値段やお月謝などを説明すると、「ふつうの金額なんですね」と仰って頂けることが多いです。

そして、一番大切なことは、音楽としての魅力を感じていただくことです。
ですので、少人数の編成の曲を生音で聴いて頂けるような場をつくることを心がけています。
大きな会場で、少人数の編成の曲をマイクを通して聞いても、絃楽器の魅力は半減してしまうと思います。元々御座敷芸から発達してきている音楽ですから、演奏者の息づかいが聞こえるような距離で生の音を聴いていただくのが一番と感じています。

私たちの年代の邦楽の専門家は、「お弟子さんがなかなか集まらない」「コンサートのお客様集めが大変」という実感を持っています。

ですので、いろいろな工夫をしている人が多いです。
「和楽器バンド」のようなやり方も一つの方法だと思います。
これからを生きる我々が、みんな工夫をして、情報交換をし合い、そして、お互いの音楽を追究していく。そんなことが必要なのではないでしょうか。
 
ギャラリー
  • 半年ぶり足利市での演奏が終わりました
  • 半年ぶり足利市での演奏が終わりました
  • 半年ぶり足利市での演奏が終わりました
  • 半年ぶり足利市での演奏が終わりました
  • 久し振りの演奏で、足利市に行きます。
  • 立奏台の穴に板取り付け
  • 立奏台の穴に板取り付け
  • 立奏台の穴に板取り付け
  • 立奏台の穴に板取り付け