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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

ペリカン

20 3月

万年筆の調整に行き、

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

先日、万年筆の調整をしました。
「しました」と言っても、自分でしたわけではありません。
買ったお店に持っていき、調整していただきました。

2021-03-20 20.00.26


私は、手持ちの万年筆のほとんどを、この10年程はある決まったお店から購入しています。
そのお店は、アフターサービスとして、メンテナンスを無料で対応してくれます。

今回は2本の万年筆を持ち込み、一本はインクフローを少し良くしてもらい、もう一本はインクフローを少し絞ってもらいました。

同時に、キャップの中の掃除や、インク漏れがないかの確認もしてもらいました。

作業をしながらいろいろと雑談をしていると、いろいろなことを教えていただきました。

もちろん、キャップの掃除の方法や、インク漏れの確認の方法などもあります。
そのほかに、生産中止をしてしまったメーカーのその後のことや、いくつかの万年筆についての店主の見解、使っていく上の注意事項など。

そのお店は、今は感染症対策で、予約制となっています。ですので、店内にいるお客さんは私だけ。

以前は、用事があるお客様が行列を作っていました。

なので、今回はそのころよりもはるかにゆっくりと店内を見回し、お話ができました。

ある分野の専門家と話をするのはいいですし、好きなものに囲まれた空間でのんびりする幸せな気持ちに浸りました。 
28 8月

モンブラン22

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日、あるルートから古い万年筆をいただきました。


2020-08-28 14.44.57

モンブラン22という万年筆で、1960年から69年にかけて製造されておりました。
当時の普及品で、持ち歩いて普段使いをするようなイメージの商品の様ですね。

この個体は、「Montblant 22」と記載されており、「22」の前に「No.」という記載がないので、前期型と思われます。ということは、1960年代前半の製品で、もう60才くらい。

表面には全体的にちょっと傷が見られますが、実用に支障はありません。
ピストン機構も生きていますし、ルーペでペン先を見ても、切り裂きが開きすぎていたり、ペン先がずれていたりしている様子もありません。

2020-08-28 14.45.17


ということで、使ってみようと思い、まずは洗浄。

ただ、年代を考えると超音波洗浄機を使うのも気が引けたので、数度水を出し入れし、ぬるま湯につけるということを数日繰り返しました。一日二回朝と夜、それぞれ数回水の出し入れをして、他の時間はずーっと水につけておきました。

最初は、水が紺色になりました。
インクはすでに空になっていましたが、以前の方は、青系のインクを使っていたのでしょう。
出てきた青が水になじんだから、ブルーブラックではないみたいだな、と素人ながらに考え、一安心。

数日経ち、出てくる水がほぼ透明に近づいて来たので、乾燥させ、インクを入れていました。
入れたインクは、モンブランのMystery Black

書き味は、ちょっと硬め。以前使っていた146に通じる書き味があります。
字幅は、思ったより細かったです。
入手したときに、「F」のシールが貼ってあったのですが、ほぼEFですね。

手持ちの他の万年筆と較べてみます。

一番上が、通常使っているペリカン。
二番目が、今回のモンブラン。若干色が薄いですね。
一番下が、手帳用に使っているセーラー。これが一番ざらつきがあったかな。
紙は、レイメイ藤井のリフィルで、罫は6.5mm。トモエリバーの紙を使っています。

2020-08-28 14.52.00
あ、年が「28」になってる(^_^;

これを使っていたであろう方を偲び、大切に使ってみようと思います。
楽しみが増えました。



 
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