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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

三絃

3 9月

戻って来たお三味線

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日、皮の貼り替えをお願いした三味線が戻って来たことをお話しさせていただきました。

今回楽器屋さんにしていただいた作業は、
・皮の貼り替え(表:猫、裏:カンガルー)
・棹の勘減りの補修
・その他気になった部分の補修
です。

今日、弾いてみました。
 
音質がクリアになり、響きも良くなりました。
楽器屋さんならではの、工夫もある様です。

私は自分用のお三味線が2挺(ちょう:お三味線の数え方)あります。
今回皮の貼り替えをしたのは、普段用です。
もう一挺は、母から受け継いだお三味線で、スペック的にはこちらの方が上。
でも、今回の作業により、普段用の方が、音が良くなった感じがします。
そんなねじれ現象。 
2 9月

お三味線が戻って来ました

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日、私が普段使っているお三味線の皮が破れたことをお話しいたしました。

この度、楽器屋さんから新たな皮を貼った三味線が戻って来ました。 

皮が破れたのは表だったのですが、楽器屋さんによると、裏もだいぶ痛んでいると言うことで、両面を貼り替えました。

使ったのは、表は猫。裏はカンガルーです。

カンガルーの皮は初めてなので、どういう音が出るのか、楽しみですね。

棹の表面に、左手で押さえたときに付いた傷(「勘減り(かんべり)」)があったので、それも補修していただきました。

また、胴も一部補修が必要だったので、それもして下さいました。

リフレッシュしたお三味線、弾くのが楽しみです。


2020-09-02 21.16.58

2020-09-02 21.17.04
 
13 8月

お三味線を送る

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日のブログでお話しをしましたが、お三味線の皮がざくっと行ってしまいました。
和楽器の専門の楽器屋さんに修理をしていただきます。

最近お願いをしている楽器屋さんは都内にあります。
従来でしたら、私が東京に行く時に寄るのですが、今は東京との往来を極力控えなければならない時節です。
ですので、楽器屋さんとも相談し、初めてクロネコさんに送ってもらう段取りをしました。

まずは、お三味線をばらばらにします。

2020-08-13 10.07.39

上の写真の様に、お三味線の棹は、分解することができます。
このように、胴に刺さっている部分も含めて、3つに分かれるお三味線が多いですね。
これを、「三つ折れ」などと呼んでいます。

棹の端っこは、下の写真の様になっているので、破損を防ぐために木製のパーツを取り付けます。
そのパーツを「仮り継ぎ(かりつぎ)」といいます。

2020-08-13 10.09.13

 仮り継ぎを取り付けたところ。
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胴は、和紙の袋とビニール袋に入れ、さらにお三味線を包む袋に入れました。
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他の道具も一緒に送ります。
それは、皮を張り替えた後に、「ハ」という部分の高さなどを確認するためです。

駒はティッシュに包み、箱に。
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そして、棹や胴などを、プチプチに包みました。
今回は、「勘減り」といって、棹の表面がだいぶでこぼこしてきたので、その調整もしていただきます。

お三味線は、左手で絃を押さえて音の高さを調整しますが、けっこう強い力で押さえます。
ですので、棹の表面は、けっこう削られてきます。
それを「勘減り」といいます。

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箱に入れて、箱の隙間には、広告や新聞紙を詰めました。
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 最後にガムテープで封をして、完成!
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しばらく手元にないのは寂しいけど、綺麗になって戻って来てね!
 
25 11月

お三味線と駒

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日24日は、「温故和楽会」が無事に終了いたしました。
私は、親師匠社中の一員として、「遠砧」のお三味線を演奏いたしました。

お稽古場で楽器の準備をしていた時ですが、改めて楽器の奥深さに驚いたことがありました。

私は、自分用のお三味線が二挺あります。
それらを仮に、「イ」「ロ」としましょう。

普段「イ」を使っているのですが、今回も「イ」を演奏に使おうと思い、そして替え三味線用に「ロ」を準備していました。
(「替え三味線」とは、演奏中に絃が切れたときなどのために準備しておく、予備のお三味線のことです。)

そして、「ロ」に新しい糸をかけて、駒を入れ、弾いてみたところ、すごくいい音がしたんです。

「え!!」と驚き、試しに他の駒に変えてみました。
そうしたら、普通の音になってしまいました。 

駒も自分用には二つあるのですが、仮に「A」「B」としてみます。

ロのお三味線に、Aの駒をかけたらいい音がして、Bは普通の音でした。
そして、試しにイのお三味線でも駒の比較をしたら、Bが落ち着いた音がして、Aは少し華やかな音になりました。

ですので、今回は当初の予定と異なり、
ロのお三味線にAの駒をかけたのを本番で使い、
イのお三味線にBの駒をかけたものを替え三味線としました。

しばらく使っていなかったロのお三味線ですが、ハの角度も私に合っているような気がしています。 

うーん、使っていなかったお三味線がいいおとがして、また駒によっても音も変わる、、、

奥が深いです。 
10 5月

お三味線と撥

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日、楽器屋さんでお三味線の現状についてお話しをお伺いしてきました。

今、新品でどの程度のお三味線を買うと、予算がいくらくらいなのか、その最新状況を勉強してきました。

お三味線のグレードは、棹の材料・胴の材料や作り方・糸巻きの材料・などによって決まってきます。

上を見ればキリがないですが、これから始めたい方にどの程度のものをお薦めすれば良いか、そんなことを話し合いました。

また、私共が使う地歌三味線(「三絃」とも呼びます)は、撥(ばち)がとても重要です。
ですので、同じように、現在新品でどのくらいの予算でどのくらいの撥を買うことができるのか、そんなことも実物を見ながら勉強してきました。

ちょっと撥の写真をお見せいたします。


2019-05-09 18.49.04のコピー

ここにある撥は、手元がプラスチックで、先が鼈甲です。
主に鼈甲のグレードで値段が変わってきます。

もっと高価な撥になると、手元が象牙になったり、全体が象牙になったりします。

撥を選ぶときに見るポイントは、
・鼈甲部分の茶色と黄色の柄の割合(これでけっこう値段が変わります)
・鼈甲の柄の種類(斑っぽいか、線が入っている感じか)
・重さ(写っている計りで計測しました)
・撥先の柔らかさ
・手元の太さ
などです。


これらは、品質に関わる部分もありますが、好みや相性の部分も多いですね。

お三味線は、安価なお箏に較べれば、最初にちょっとお金がかかります。
でも、丁寧に扱えば、とても長持ちする楽器です。
興味のある方は、お気軽にご相談下さい。



 
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