こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、普段あまり触れていない経済ネタを。

昨日、大きなニュースが飛び込んできました。
それは、日野自動車と三菱ふそうの経営統合です。

なぜこのニュースに目が入ったかというと、2つあります。

1つは、僕が車が好きで、自動車業界の動きに興味があること。

もう一つは、日野自動車がエンジン認証不正問題を起こして株価が低迷しており、それ以降の株価の動きに興味があったため。言い換えると、「不祥事を起こした企業の株は買いか?」ということに興味があったからです(私は買っていませんよ、念の為)。

日本のトラックメーカーは4社ですので、政府もそのうちの1社を潰さないのでは、と思い、不祥事を起こして株価が下がった時に買い、しばらくして上がってきたら売るということをすれば、けっこう確実な株式投資になるのではと考え、今回はその推移を見守ろうと思ったのです。

案の定、不正が発覚した段階で、1,000円以上あった株価は660円となりました。その後、500円台を推移し、今日1日で600円台を回復しております。

そして、ニュースを見てからざっと国内のトラックメーカーのことを調べてみて、驚いたことが2つありました。

まずは、会社の売上規模の差。一番売り上げが大きいのが「いすず自動車」で、ざっと2.5兆円。次に「日野自動車」で1.5兆円、3位が「三菱ふそう」で7,000億円、そして4位が「UDトラック(旧日産ディーゼル)」で2,700億円。まさか、いすずとUDで10倍近くの売り上げの差があるとは思いませんでした。

そして、さらにびっくりしたのが、UDは、いすずの100%子会社になっているんですね。ですので、今まで実質3社体制だったわけです。

そして今回、2位と3位が経営統合するので、法人は別としても、日本のトラック業界は実質2社体制になるんですね。

売り上げを単純計算すると、いすずとUDで2.8兆円、日野と三菱で2.2兆円。いい感じの均衡関係が保たれています。

しかしちょっと心配になることがあります。いすずは親会社がないので、いすずの判断で経営が進められます。日野三菱連合は、親会社となる持ち株会社の株をダイムラートラックとトヨタが半分づつもつので、いずれ経営方針などを巡ってトラブルが起きる可能性もあります。

そんなことを見ていたら、なんと、トヨタはいすずの株を5%持っているのですね!ということは、これからトヨタは、日本のトラック会社全てに影響力を及ぼすことができます。さらにいすずは日野とバス事業を統合しております。そして、三菱商事もいすずの株を持っています。かつての企業グループの垣根がもう取っ払われているということと、そして、抜け目ないトヨタが、日本の自動車業界のあらゆるところに影響力を持っているという凄みと、トラック業界ではいすずがダントツの力を持っているということを感じました。