こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日、偶々「好印象を与える一流の人」の様な記事を読みました。
元CAの方が書いた記事で、ポイントが3つ書かれていましたが、その中の一つが芸にも通じると感じました。

それは、「一つ一つの動作が丁寧」という様な趣旨だったかと思います。
例えば、人に何か物を渡すときに、両手で丁寧に渡す。
そういった動作は、相手に対して「自分は大切に扱われている」という印象を与えますね。

反面、私は元の勤務先で、銀行から出向してきた人が、書類を人に投げつける場面を何度も見ました。
それは全く逆の印象を与えるものでしたが、まあそれは、そういうことを敢えて行い、今風に言えばマウンティングをしていたのかもしれません。

記事の筆者は、CAの方達は、普段の動作から指先まで神経を行き渡らせ、丁寧な立ち振る舞いが身に付くように努力をしているということも書かれていました。

私共の芸事も日々の努力の積み重ねにより成長し、そして手・歌・耳などいろいろなところに神経を使います。

それは、練習の時だけでなく、歩いている時や家で寛いでいる時にも当てはまります。

また、丁寧な動作は演奏の際の丁寧な手の動きにもつながり、ちょっとした動作や立ち振る舞いもCAさんの様にもっと丁寧にしなければならないな、と思いました。

なりたい自分になる。
それには不断の努力です。

そういえば、母校の校歌に「不断の春の厩橋」という一節があります。
「絶え間ない常日頃の努力を行えば、人生の春が迎えられる」という様な意味なのかな。