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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

宮城道雄

13 1月

道山会尺八演奏会

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日、紀尾井小ホールで行われました、
「第一回道山会尺八演奏会」にお伺いしてきました。


2020-01-13 10.17.50

ちょうど東京にいるタイミングでの開催。

道山会とは、都山流尺八の藤原道山さんの社中です。
社中の会ではありますが、糸方(お箏やお三味線の演奏者)は東京藝術大学を卒業した宮城会の中堅から若手の専門家ばかりで、とても豪華なメンバーでした。

演奏内容は、「流祖中尾都山と宮城道雄」とのサブタイトルにあるとおり、大正10年頃に中尾都山先生と出会った宮城道雄先生がどの様に音楽的な影響を受けたか、また宮城作品の中で尺八の重要性が如何に高まったかが、よく分かりました。

その中で、私にとっては未知であった宮城道雄先生が作曲された尺八の三重奏曲を初めて聴いたり、音源を聴いたことはありますが生の演奏を初めて聴いた「春陽楽」という演奏時間40分に及ぶ邦楽の大合奏曲もありました。

プログラムの解説も昔の資料などを掲載してかなり資料性が高く、勉強になる内容となっております。

また、「玲琴」という、オリジナルは4挺しかないといわれいてる楽器が2挺使われ、戦後初の試みとのことです。

もちろん、藤原道山さんの澄んだ尺八の音色は心を洗われる気分になりました。

こういった、邦楽の魅力を発信する機会に触れることができ、自分にも大きな刺激となる時間でした。 
25 6月

増上寺で行われた宮城道雄先生の浜木綿忌に参列

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日、6月25日は、私が所属する宮城社・宮城会の創設者で、「春の海」などの作曲者として名が知られている宮城道雄先生のご命日です。

昨年に引き続き、東京芝の増上寺で行われた法要に参列させていただきました。
今年で64回忌となります。


2019-06-25 13.31.33


宮城道雄先生の命日には「浜木綿忌」という名前が付いており、法要の後に開催された「浜木綿忌のつどい」にも参加させていただいました。

凡そ150名の関係者がいらっしゃり、食事の後には生前の宮城道雄先生が映画の中で演奏されている映像を編集したものも放映され、宮城道雄先生の演奏する手元を拝見することができました。

先生に芸道精進をお約束し、前橋に戻ってきました。

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17 4月

4月20日演奏曲目紹介その4「水の変態」

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

シリーズでお知らせしている、4月20日「箏の音に夢のせて」の演奏曲目の紹介です。

今回は、「水の変態」

「変態」という言葉は、一般的には「おかしな人」みたいなイメージもありますが、「形態を変えること」という意味もあります。例えば、虫が幼虫から成虫に姿が変わることなどですね。

「水の変態」は、水がいろいろな天然現象となって姿を変えることです。
例えば、雨・霧・雲・雪・霰など。

この曲の歌詞は、その霧・雲・雨・雪・霰・露・霜にちなんだ7首の連作短歌です。
それぞれの形態の様子と、それを表す歌の雰囲気を、箏の手で表現しています。

とても難曲で、弾きこなすには相当の技術が必要です。

そんな難曲なのですが、作曲者宮城道雄先生がこの曲を作曲したのは、なんと満14才の時だったんですね。

当時家庭の事情で、日本統治下の朝鮮半島に住んでいた宮城道雄師は、習うべき先生もなく、すでに習っていた曲の反復練習だけでは飽き足らなくなったんです。
そんな折り、弟さんが学校の教科書で読んでいる詞を聞き、それに興味をもち、作曲しました。
その詞が、この曲の歌詞になっています。

約1ヶ月かけて作曲されたという記録が残っていますが、わずか14才の少年が、もっと学びたい、成長したいという想いをすべてぶつけた曲に感じます。背伸びしたのかもしれません。宮城先生の作品の中でも、一二を争う難曲です。

今回は、主催の先生と、もうお一人での合奏です。
私もお聴きするのがとても楽しみです。

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15 4月

4月20日の演奏曲目紹介その3「大和の春」

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

4月20日の「箏の音に夢のせて」の演奏曲目紹介です。

今日は、終曲「大和の春」を紹介させていただきます。

この曲は、大和朝廷が日本を平定して、豊かな国作りをしてく、壮大な絵巻物語りを題材としております。

作詞は、佐佐木信綱。大正から昭和にかけて活躍した国文学者で、文化勲章を受章し、皇族に和歌の指導もした第一人者です。
その詞に曲を付け、壮大なオーケストラ的な合奏曲としたのが、宮城道雄
作曲のきっかけは、皇紀二六〇〇年を記念し、委嘱されたことによります。

歌詞は、天孫降臨に始まり、四道将軍の派遣、海を渡った遣唐使、大化の改新、平城遷都などを描いていて、最後に豊かに栄える「大和の春」を歌い上げます。

箏は独奏部と二部合奏、そこに十七絃・胡弓・笙・尺八・打ち物が加わります。

女声による歌のハーモニー、海を渡る船を描いたメロディー、蹴鞠の様子の表現、天女の羽衣など、多くの場面を音楽で表現しております。

終曲にふさわしい、スケールの大きな曲です。

ぜひお楽しみ下さい! 

夢チラシ2019 1
 
3 4月

4月20日の曲紹介その1「越天楽変奏曲」

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

4月20日に昌賢学園まえばしホールで開催される「箏の音に夢のせて−和楽器の共鳴ーその四」の演奏曲目を紹介させていただきます。

オープニングは、「越天楽変奏曲」

この曲は、雅楽「越天楽」を題材とする箏を中心とした合奏曲で、宮城道雄先生作曲です。

箏が独奏部(ソロ)の他に高音と低音の二部、十七絃、そこに尺八・胡弓・さらには笙に打楽器も加わります。 
十七絃は、低音部で全体を支えますが、一部に迫力ある十七絃のソロもあります。

今回は、約25名での合奏となります。

厳かにはじまり、華やかに展開し、ちょっと悲しげな部分もありと、楽章毎に異なる性格の音楽を奏でます。
そして、その合間に超絶技巧の独奏部が入ります。

どうぞお楽しみに! 

夢チラシ2019 1
 
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