こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、桐生教室の日でした。

桐生に行く前に、少し時間を作り、みどり市のコノドント館に行ってきました。

目的は、これです。


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コノドント館とは、現存する建物ですが、元は「大間々銀行」として建設されました。
今年はこの建物ができてからちょうど100年。それを記念し、 現在「大間々銀行と小林力雄」という企画展を行っています。今朝の上毛新聞で紹介されていたため、急遽時間を作り、寄り道をしました。


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現在の外観はこんな感じです。
時間的に逆光に近い写真になってしまいました。。。

内部は、改装が重ねられてあまり100年前の雰囲気はありませんが、そこここに、それらしき様子が見受けられます。 

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この建物を設計した小林力雄さんは、群馬県館林市出身で、現在の清水建設を経て、建築士としての仕事を行なっていた様です。

設計の業績としては、群馬県の東毛地域や栃木県などに、多くの銀行や事務所建築の実績があります。前橋市内にも数件の作品があったそうですが、現在残っていないことが残念です。

「大間々銀行」とは、明治10年に前身となる会社が設立され、明治16年に群馬県初の私立普通銀行として発足したそうです。戦争に向かう体制整備の中で、現在の群馬銀行の前身の会社に合併されています。

この大間々地区は、現在でも歴史を感じさせる建物や、大きな商家であったような建物が多く見られます。明治にいち早く銀行が設立され、この様な立派な社屋を建設できたのですから、大間々地区がいかに当時一つの経済圏として発達していたのかが伺われます。

展示には、小林力雄さんの実績の他に、大間々銀行の貴重な書類も展示されていました。