hajime_koto

箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

小鼓

24 10月

10月23日「前橋まちなか音楽祭 朔Enishi」でした

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

昨日10月23日、前橋市が誇る国指定重要文化財「臨江閣」にて、「第7回前橋まちなか音楽祭 邦楽コンサート 朔Enishi」を開催しました。

今回は小鼓の今井尋也さんとの共演ということで、お箏と鼓というなかなかない組み合わせで、萩原朔太郎の世界を中心とした構成です。

萩原朔太郎の詩にお箏や鼓で音を入れた詩曲では、朔太郎の世界観を表現するために、敢えて暗い音や不協和音を入れてみたり、また龍笛で別世界に誘う様な空気を出しました。

また、既存に鼓を入れて、私たち二人でしか聞けない内容にする試みも。

演奏中、何度か一の糸の柱が飛んでいくということが起こりました。
何か、朔太郎さんが来ていたずらをしているのでは、感じられる出来事でしたね。

ありがたいことに、お客様にたくさんおいでいただきまして、私たちの世界を楽しんでいただきました。

S__102694929

S__102694933


S__102694935

S__102694938

S__102694946

楽屋のお弁当は、高校の同級生が経営する前橋市本町の「ソーレマン」にお願いしました。
まちなかで美味しい!
2022-10-23 12.47.27

 
13 10月

朔太郎の異世界への誘い

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、10月23日の「前橋まちなか音楽祭」で共演する今井尋也さんがお見えになり、下合わせをしました。

演奏曲目の中に、萩原朔太郎の詩にオリジナルの音を足して朗読をするという内容があります。

尋也さんと私が交互に朗読をし、私はお箏の音を、尋也さんは能管や鼓の音を入れます。

お箏の音を入れるときに考えたのは、いかに朔太郎の世界観を表現するか。

朔太郎の詩は、読み進めていけばいくほど迷路に入ってきます。
そして、暗い。

その世界を表現できるような音世界を意識しました。

今日、二人で合わせていたら、てつこさんがお稽古場に入ってきました。朔太郎と知らなかったけど「朔太郎みたいだ!」と感じてくれた様で、いつのまにか撮影までしてくれて、Facebookに動画をアップしてくれております。

そんな世界観を、臨江閣でぜひ味わってください!

そして、能管って、すっごい音の圧が高いんですね。
尋也さんに聞いたら、竹を割ってそれぞれを裏返しにしてまた筒の形にしているそうです。
なので、内側が固くなるために、圧のある音が出るということなんです。

先人たちの音へのこだわりと、それを実現する職人さんの技術がすごいですね!

2022-10-13 15.50.57のコピー
これが能管。サイズに似つかわしくない、大きな音がでます。

2022-10-13 15.50.13
鼓はこうやって解体してパーツごとに袋に入れて、運びます。

2022-10-13 15.51.59
アタッシュケースに収納。

202210前橋まちなか音楽祭裏6




 
28 1月

小鼓と蕪

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日は、小鼓の今井尋也さんがお見えになりました。
明日の、高崎市での演奏の下合わせです。
高校の先輩でもあります。

尋也さんの小鼓の胴を見せていただきました。


2021-01-28 19.17.50

いろいろな柄が描かれていますが、テーマが野菜なんですね!

下の部分をよく見てみると、蕪なんです。

2021-01-28 19.17.58

 こんなところにも、職人さんの技と洒落っ気が光ります。

2021-01-28 19.15.37
 
25 9月

「前橋まちなか音楽祭」が無事に終了いたしました!

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日9月24日、「前橋まちなか音楽祭 糸と皮の対話 〜箏・三絃と鼓の共演〜」が無事に終了いたしました。

第4回前橋まちなか音楽祭_表5-2


最初は、今井尋也さんの小鼓のソロ演奏。
小鼓のソロ演奏というのはどういうものなのか、不思議に思っていました。
聞いてみると、小鼓のたたき方のバリエーションの豊富さや、高さの調節ができる音、
それに、謡いながらの小鼓の演奏と、あっというまの時間でした。
そして、今井尋也さんのユニークな解説も良かったです。

次が、私の三絃ソロでした。
新娘道成寺を演奏させていただきました。

休憩を挟んで、お箏と小鼓の共演です。

4曲演奏させていただきましたが、その中に「萩原朔太郎望郷詩」と名付けた、郷土の詩人萩原朔太郎の詩を今井尋也さんが読みながら小鼓を入れ、そこに私がお箏のメロディーを入れるという曲を演奏いたしました。

お箏のメロディーは、前橋の四季の雰囲気や、お祭りなどのイメージを取り入れたり、前橋に関する既存の曲の一部をアレンジしたりして作ってみました。

12分ほどの曲なのですが、会場のお客様の集中がすごく、お客様アンケートでも、とっても評判が良かったです。
萩原朔太郎が実際に歩いた地域で、朔太郎に光を当てた作品をできて、とっても「前橋まちなか音楽祭」らしい内容となったと感じました。

そして、アンコール曲は謡の「鶴亀」に私がお箏の手付けをした、まったくのオリジナル「鶴亀」を小鼓と演奏いたしました。

2018-09-24 15.17.10


終演後は、今井尋也さんやそのお仲間達と山の隠れ家で打ち上げを行いました。
その中で、小鼓のかけ声の由来を教えていただいたりと、またまた良い時間を過ごすことができました。 

ご来場いただいたお客様の中には、なんと、20数年ぶりにお会いする方もいらして、ここしばらくの最大のサプライズでした。

お客様、そして関係した皆様、大変ありがとうございました!

演奏中の写真が手元にないので、リハーサル終了後の舞台の写真でご容赦下さい。 
18 9月

9月24日、前橋まちなか音楽祭「糸と皮の対話」です!!

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日足利の演奏が終わったと思ったら、すぐにもう次の演奏が迫って参りました。

前橋まちなか音楽祭
糸と皮の対話〜箏・三絃と鼓の共演〜

時:平成30年9月24日 開演17時
所:煥乎堂ホール(前橋市本町)
料金:2,000円(当日2,500円)

第4回前橋まちなか音楽祭_表5-2

「前橋まちなか音楽祭」に出演させていただいて、3年目になります。
1年目はお箏とお三味線、2年目はフルート、そして今年は小鼓との共演です。

共演相手は、今井尋也さん。
高校の先輩でもありますが、学年も近く、お会いすると仲良くざっくばらんに話しをさせていただいております。
先日、最終の合わせを行いましたが、なんか、息がぴったりです。

私は絃楽器でメロディーを出せますが、小鼓はリズム楽器です。
でも、ちゃんと息づかいや空気感が出るんですね。

私のお箏と小鼓でどんな世界が演出されるのか、ぜひその目撃者になって下さい。

共演もありますし、小鼓のソロ、そして私のお三味線のソロもあります!

ご来場下さる方は、下記連絡先へお問い合わせ下さい!

メールはこちらへ
電話:027-212-7284


□公演日程□
9月24日:前橋まちなか音楽祭 糸と皮の対話(煥乎堂ホール/前橋市) 詳しくはこちら 
ギャラリー
  • 広瀬川造形館がリニューアルオープン
  • 広瀬川造形館がリニューアルオープン
  • 広瀬川造形館がリニューアルオープン
  • 広瀬川造形館がリニューアルオープン
  • 白井屋ホテルで日本舞踊と共演
  • 白井屋ホテルで日本舞踊と共演
  • 白井屋ホテルで日本舞踊と共演
  • 白井屋ホテルで日本舞踊と共演
  • 白井屋ホテルで日本舞踊と共演
  • ライブドアブログ