こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、朝一番に太田市に行ったため、前橋に戻ってくる合間に世良田に寄って来ました。
目的地はここです。


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太田市立新田荘歴史資料館です。

ここで行われていた、「世良田東照宮の宝物」という企画展を見たかったのです。


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世良田東照宮の宝物殿の建て替えに伴い、この歴史資料館に世良田東照宮の宝物が寄託されていて、保管中の資料を公開しております。

世良田東照宮は、徳川家光が現在の社殿を建てる時に、秀忠が建てた当初の日光東照宮の建物が移築されており、その時に、関係するものもかなり一緒に持って来ております。そういったものが、今でも世良田東照宮の宝物となっております。

その中でも、特に貴重だと思うのが、これでした。

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徳川家康が、13歳の頃に「御鎧召初式」の時に着用した鎧です。
言ってみれば、家康が公式に着た初の鎧、武将としての出発点の鎧ですね。
意外と小さいな、という印象を受けました。

そのほかに、江戸初期の御金幣や、神饌器具、世良田東照宮の改修を行った将軍の名前が入った棟札などが展示されていました。

世良田東照宮、質素でありながらも細かい部分はなかなかの彫刻がされています。
武家らしい潔さも感じる建物です。

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前橋藩主が寄進した灯籠もあります!
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今の群馬県にあたるこの地に、当時の徳川幕府がこれだけのものを置いたのは、自分たちが新田の血を引いている、そしてそれは源氏の血を引いているということを、世に示そうとしたんでしょうね。

日本の歴史を過去から眺めていくと、重要な場面で群馬が出て来ます。
今の日本社会に直接つながる礎を作った家康のルーツが群馬にある。
群馬の歴史の奥深さを感じます。

そして、歴史資料館や世良田東照宮がある一体は、歴史公園として整備されており、ゆっくりと散策したいですね。