こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日行われた「即位礼正殿の儀」、テレビの中継で拝見しました。

宮殿や中庭の設え、そして居並ぶに皇族方や外国元首をはじめとるす出席者方、その静かながらも厳粛な空気感、正に最重要な儀式であることが伝わってきます。

皇族方の姿や、女官が裾をさばいたりしている姿、平安絵巻を再現したかのような印象を受けました。こういった伝統を残し、そしてそれに関連した十二単をはじめとする様々なお道具類が作られることにより、その技術が使われ。継承されていくことが、とても重要ですね。

また、皇族方は重い衣装を身につけて宮殿の廊下を滑るよう歩き、そして「松の間」の中では1時間近く微動だにせずに立ち続けている、責任の重いお立場ですね。

そういった中で厳粛に儀式が執り行われ、天皇陛下のご即位が内外に宣明されたこと、一国民として、大変おめでたく感じています。

でも、ちょっとした違和感を感じました。


皇族方は、和装。
三権の長は、洋装の燕尾服姿。
建物は、和風の表現をしているが、近代建築の工法で建てられている。
その中で、おすべらかしなど、日本の伝統の姿の皇族方がいらっしゃり、伝統に則った旗が建てられている。また、雅楽の皆さんも伝統の様式。
その、和と洋、現代と伝統が、同じ場面に同居していて、その様子に統一感がなく、なーんかちぐはぐな感じがするんですよね、、、、

いっそのこと、京都御所でやった方が、統一感がでたのではないのかな。
ただ、現実的にはそれは難しいのでしょうが、そんな印象を受けました。