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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

琴欧州

28 5月

3月場所の鳴門部屋

みなさんこんにちは。
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

私は、2月に朝稽古を見学させていただいたのがきっかけで、鳴門部屋の応援をしています。
その時の様子はここで。
鳴門部屋の親方、鳴戸親方は、元琴欧州関です。

この5月場所は、5人の力士のうち、3人が勝ち越し!!
そして、2月にお稽古を見て気に入った本間さんも勝ち越しました!!
まだ序二段だけど、まだ17才。次の番付はどこまで上がるのかな??
早くもっと上がってほしいですね!!

2月にお伺いしたときの本間さん。

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◇公演日程◇
6月2日:箏×Flute(ハリウッドランドカフェ・みどり市)詳しくはこちら
6月16日:日本の音を愉しむ(PLUS+アンカー、桐生市)詳しくはこちら
6月20日Japonisum...音を愉しむ(Cafe Prele 文化邸、伊勢崎市)詳しくはこちら

◇下記公演については、決定次第お知らせいたします◇
7月21日:夏の縁(竹久夢二伊香保記念館)
7月28日:ALT
8月11日:山田さんと生田くん(アトリエミストラル、高崎市)
        
8 2月

鳴門部屋の朝稽古見学

みなさんこんにちは。
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。 

昨日2月8日の東京訪問の主目的は、大相撲鳴門部屋の朝稽古見学でした。
鳴門部屋は、元大関琴欧州関(現鳴門親方)が、平成29年4月に佐渡ヶ獄部屋から分家独立した部屋です。

私がご縁をいただいている共愛学園が、ブルガリアとの繋がりが有り、そして鳴門親方もブルガリア出身ということから、共愛学園と鳴門親方の交流も深く、今回の訪問が実現しました。

鳴門親方は、日本でブルガリアの文化や知名度を高めたということで、ブルガリアの勲章をいただいているんですね。

自宅を5時半くらいに出て、朝8時前に鳴門部屋に着きました。

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8時頃に土俵脇に案内されると、力士達は既に四股を踏み続けていました。
並んでいる力士達が順番に10まで数え、それを何周も。
何百回四股を踏んだのでしょうか、四股だけですでに汗だく。

その後は5kgあるボールを手に持ち、スクワット

更にに少し体操をすると、すり足です。
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早いすり足、遅いすり足、右に回ったり左に回ったり。
力士達の足の裏は、どんなに厚くなっているのでしょうか。

四股からここまで、約1時間。
漸くここからぶつかり稽古です。

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立ち会いでぶつかる衝撃音が、大きく響きます。
親方から、腰の高さや手の使い方など、指導が入ります。
負けた力士は悔しそう。

この2人で、40分くらいぶつかり稽古をしていました。
この間に親方も四股を踏み体を温め、最後は親方が胸で受け止めます。

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右側が鳴門親方ですが、胸は真っ赤です。
力士は高校生くらいの年齢ですが、さすが元大関。土俵際でまだまだ弟子達を抑えます。

それが終わると、また四股です。
ずっとぶつかり稽古をしていたお二人、もう呼吸が大分上がり、四股もやっと。
伸脚などの整理運動を終え、朝稽古終了です。
(午後はまた、各自のトレーニングがあるそうです)

四股と整理運動の間、親方は、ずっと「てっぽう」を柱に向かって続け、その音が響きます。
親方も、ご自分の稽古に余念がありません。
その姿を弟子に見せているんですね。

稽古の合間には、水を飲んだり、ちょっと休憩しているのですが、一息ついたらそれぞれ必要なトレーニングやすり足を行っていました。
どの力士も、自分が強くしたい部分を意識的にトレーニングしています。
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これは、片足で立ち、反対の手で床に置いたダンベルを持ち上げるトレーニング。
体幹に効きそうです。
この力士は、体調の関係でぶつかり稽古をせずに、ずっとトレーニングをしていました。

朝稽古が終わると、食事です!
部屋のマネージャーの方が主に準備して下さり、稽古を終えた力士も手伝います。

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今回一緒に見学した共愛学園の関係者の皆様と。
写真の右が土俵で、右端に移っている柱がてっぽうの柱です。

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ちゃんこは取り分けてくれました。
ドンコ・鰹節で出汁を取り、塩・薄口醤油・みりんで味付け。
鮭が入っていて、バターを入れて食べました。

肉はザーサイ・卵と炒めています。

この他に、肉まん・ごはん・漬け物・そしてブルガリアヨーグルトみかんいり、デザートには「栗きんとんロールケーキ」をいただきました。

食事をしながら鳴門親方などとお話しをしましたが、親方はとても気さくで優しく、ユニークな方ですね。現役時代にいただいたファンレターやバレンタインチョコのエピソードなど、みんなで楽しく聞いていました。

マネージャーの方も少し前まで現役の力士で、鳴戸親方の現役時代の付き人もしていたそうです。
経験と理論からいろいろな話しをして下さいましたが、
・力士は食べることも稽古。食べて体を作ることと、相撲の技術を磨くことの両方が必要。
・でも、食べることが作業になってきてしまい、食べるのがつらいと、食べても体ができない。
・食べることを楽しめた方が、体が早くできる。
という、「相撲栄養学」が面白かったです。

今日の見学で感じたことですが、
・基礎をしっかりと固めることが大切。(朝稽古は、ぶつかり稽古よりも四股やすり足などの基礎の方が時間が長いです。)
・稽古の一つ一つの動作を意識的に行うことが、咄嗟の時の正しい技術に繋がる。

これは、自分の道にも共通します。
自分のお稽古を見直すきっかけにもなりました。

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鳴戸親方と。身長2メートルちょっととのことで、私が子供みたいに見えますね。
入門した弟子にとっては、寝食を共にし、相撲も教わる、まさに全ての師匠ですね。

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序二段の「本間」さん。
四股の踏み方、すり足など、私が一番気に入った力士です。

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序二段の「欧翔山」さん。スピード感があります。
もうファンレターが来ているみたいですね!

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ブルガリア出身で序二段の「虎来欧」さん。
身長193cm。来日1年で日本語が上手!!
ブルガリアではレスリングのジュニアチャンピョン。

もう一名「隅田川」さんが所属されていますが、
風邪を引いてお休みとのことです。

やはり、力士の皆さんと実際にお会いすると、応援する気持ちが強くなります。
部屋は、今は昔の建物を改修して使っていますが、今度新築の建物になる計画があるそうです。
鳴門部屋の益々の隆盛をお祈りします。

今、土俵以外のことがざわついている相撲界ですが、力士の方達の日常の地道な努力、それは真剣で真摯な姿でした。

みなさん、ありがとうございました。

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余談ですが、さすが日本文化の方。
マネージャーさんから、私の草履をお褒めいただきました。
愛用の「菱屋」さんです。
力士の間でも、名が通っている様ですね。
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