みなさんこんにちは。
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。
ここ数日は、お三味線のことについてお話しをさせていただきました。
今日は、お三味線のそれぞれの素材の現状についてお話しをさせていただきます。
撥や糸巻きの素材である象牙
象牙は、ワシントン条約の対象になっており、新規の輸入等が難しい状況です。
かつ、撥に使う象牙は、一般的に出回っている「ソフト材」ではなく、「ハード材」と呼ばれる数が少ない材料です。
代替えの素材が研究されておりますが、現代の技術をもってしても、なかなか象牙に変わる素材は生まれておりません。
棹の材料である紅木
日本よりも需要が多い中国に多くが行ってしまい、日本に入ってくる紅木を確保することが難しい状況です。
胴の周りに張る皮
皮は主に猫や犬の皮を使っています。日本国内の皮はほとんど使っておりません。以前はタイから輸入しておりましたが、タイの政情が不安定のために、以前ほど安定的に皮が日本に入ってきません。
撥や駒に使う鼈甲
ワシントン条約の対象となってしまい、新たな素材の確保が難しい状況です。
このように、ほとんどの材料が、現在は新たな入手が難しい状況になっております。
材料の入手が難しいから値段が上がる。値段が上がるから買い手が減る。という悪い流れができつつあります。
新たに楽器を手にしてくれる人がいなければ、楽器を作る職人も育ちません。
解決策としては、
1:日本の伝統を守る目的として、一定程度の素材の輸入を可能にすること。
2:現代の技術により、代替え素材の開発が進むこと。ただし、投資に見合う売上がなければ開発が進まないので、ある程度の需要が必要です。
3:需要が増えること。すなわちお三味線の愛好家が増えること。
私が直接できることは、特に「3」です。
日本の音の気持ちよさを伝え、愛好家を増やすこと。
少しでもご興味がある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
楽器は、中古楽器なども予算に応じて準備可能です!
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。
ここ数日は、お三味線のことについてお話しをさせていただきました。
今日は、お三味線のそれぞれの素材の現状についてお話しをさせていただきます。
撥や糸巻きの素材である象牙
象牙は、ワシントン条約の対象になっており、新規の輸入等が難しい状況です。
かつ、撥に使う象牙は、一般的に出回っている「ソフト材」ではなく、「ハード材」と呼ばれる数が少ない材料です。
代替えの素材が研究されておりますが、現代の技術をもってしても、なかなか象牙に変わる素材は生まれておりません。
棹の材料である紅木
日本よりも需要が多い中国に多くが行ってしまい、日本に入ってくる紅木を確保することが難しい状況です。
胴の周りに張る皮
皮は主に猫や犬の皮を使っています。日本国内の皮はほとんど使っておりません。以前はタイから輸入しておりましたが、タイの政情が不安定のために、以前ほど安定的に皮が日本に入ってきません。
撥や駒に使う鼈甲
ワシントン条約の対象となってしまい、新たな素材の確保が難しい状況です。
このように、ほとんどの材料が、現在は新たな入手が難しい状況になっております。
材料の入手が難しいから値段が上がる。値段が上がるから買い手が減る。という悪い流れができつつあります。
新たに楽器を手にしてくれる人がいなければ、楽器を作る職人も育ちません。
解決策としては、
1:日本の伝統を守る目的として、一定程度の素材の輸入を可能にすること。
2:現代の技術により、代替え素材の開発が進むこと。ただし、投資に見合う売上がなければ開発が進まないので、ある程度の需要が必要です。
3:需要が増えること。すなわちお三味線の愛好家が増えること。
私が直接できることは、特に「3」です。
日本の音の気持ちよさを伝え、愛好家を増やすこと。
少しでもご興味がある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
楽器は、中古楽器なども予算に応じて準備可能です!