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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

萩原朔太郎

5 9月

前橋まちなかの将来像

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日、知人と会話をしていて、いろいろ考えたことを少し。

前橋のまちなかは、ご多分にもれず最盛期に比べてればちょっと寂しい状況になっていて、おまけにコロナ禍でさらに人通りが減っております。

そんな中、いろいろな志ある人たちが、まちづくりや活性化のために動いております。では、前橋のまちなかがどんな街を目指すべきか、ということが、今日話題になりました。

私の考えは、「文化と自然」です。

例えば、都内の繁華街の様に、若い人たちが集まる様な街では、前橋らしい街にはなりません。

前橋には、一つは「萩原朔太郎」が残してくれた遺産があります。
生家の建物がまちなかに移築され、前橋文学館もあります。
さらに、実際に朔太郎が歩いたり飲んだりしていた地域でもあります。

昨年12月には、「白井屋ホテル」がオープンし、アートという観点から注目すべきスポットです。

「アーツ前橋」もあり、さらには空き店舗などにクリエーターなどが集まっているスポットもあります。

さらに将来的には、前橋市立図書館も、まちなかにやってきます。

こんなに文化的な特徴が集まっているんです。

そして、まちの中には広瀬川が流れ、その周囲には大きな木々が植えられています。そして、馬場川も歩道と並行して流れ、その周りがこれから再整備されてきます。

これが、「自然」の軸になるでしょう。

そして、前橋のまちなかには、チェーン店はほとんどありません。
逆に言えば、個性的な個人ががんばっているお店が集まっているということなんです!

そういった、「文化と自然」を軸に、ゆっくりとのんびりと散策でき、個性ある個人のお店を楽しむ、そんな街がいいですね。 
17 6月

はじめのまえばし心の旅11:臨江閣

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

毎週水曜日、まえばしCITYエフエムで放送されておりますはじめの「まえばし心の旅」を、こちらでも公開いたします。

今回は、前橋のシンボルの一つでもある、臨江閣を取り上げました。

ラジオで放送された音声データは、こちらからお聞きください。 

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2020-10-18 18.37.41のコピー


利根川に臨み、堂々とした佇まいを見せる臨江閣。国から重要文化財の指定を受け、夜に なるとライトアップをされている。空襲などにより古い建物が少ない前橋の中で、明治から 残る臨江閣は、その規模や歴史から、前橋のシンボルと言ってもいいだろう。


子供の頃から、別館の2階の大広間に偶に行っていた。お箏を弾いていたから、合奏練習 やちょっとしたおさらい会などで使っていた。2階に上がる階段は、子供にとっては圧巻の スケールだった。⻑く太い柱に圧倒された。その頃は、ずーっと、別館が臨江閣のメインと 思い込んでいた。大人になって、本館の存在や、建築好きということもあり、その存在の意 味に気づいた。


皇族も宿泊し、萩原朔太郎の結婚式も開かれたという。また、明治の県令楫取素彦も、建 築中の現場を訪れていたのかもしれない。ひょっとしたら、そういった人たちと同じ景色を 見て、同じ床の上を歩き、同じ柱に手を触れたかもしれないと考えると、自分と歴史上の人 物が、臨江閣を通じて急に繋がった様に感じる。
 

「江(かわ)に臨む」との名前の通り、目の前には利根川が流れる。そして、裏手には風 呂川も流れている。本館一階の和室は、部屋から利根川が見える様に、床の間の横が大きな ガラス戶になっている。本来の建築形式ではなかなかあり得ない作りだ。ガラスも当時のも のが多く、外の景色が若干歪んで見える。また、使っている木材などは、現在ではなかなか 手に入らない大きな一枚板などがあり、貴重だ。縁側を歩き、外を眺めると、なんとなく自 分が、大名や県令にでもなった様な気がしてくる。


平成の大修
に、たに補強修で取りけた木材は、来ある木材と塗装の色を えなかった。最初見た時は、「こんな不揃いなげはおかしい!」と思ったが、後日オ リジナルの木材と修で追加した木材を別がく様に、えてその様にしてある」という プトをき、自分の明をじるとに、そのプトに得した。そういった専 門家技術者努力によって、臨江閣が 100 年以上、その姿えずにいるのだろう。


今年
1月、箏曲・尺八・日舞踊公演を臨江閣の本館で行った。舞・音、そしてそれ をむ空間。てが一された和の空気にたされた。ドによって一味も 味もわる。えれば、とおえが、料理の味をてる。もまたり。 臨江閣は、建物や都市緑フェアで整備された庭園などのは素らしい。の様に本文 化にわるや、多くの前橋のが供し、臨江閣をけて行きたい。

まあ、そんなしく考えなくてもいか。縁側からや景色を眺めるのもいし、に、 外から建物を観察するのでもい。平成の大修によってしいを得た臨江閣、そこに魂 を入れるのは、前橋にいる、たちだ。


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放送日:令和 
3 年 6 月 17 日


 
3 6月

まえばし心の旅⑨広瀬川

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

私は今、まえばしCITYエフエムの番組に、週に一回エッセイを書かせていただいております。
「はじめのまえばし心の旅」というコーナーで、水曜日の18時から放送されています。

私が書いた文章を、パーソナリティの青柳美保さんが朗読するという形式になっています。

noteというサイトでバックナンバーをアーカイブしておりますが、ブログにも掲載いたします。
ブログでは、背景情報などを付け足してみますね。

昨日6月2日放送は、第9回。テーマは「広瀬川」です。

梅雨に入るこの時期、雨として降った水は川に注ぎ、やがてその流れは海に流れ、また雲になり、雨になります。

そんな水の循環の中で、前橋といったら、やっぱり「広瀬川」は欠かせません。

そんなことから、広瀬川をテーマといたしました。

また、BGMは、赤城山の塩原義昭さんが作曲した、萩原朔太郎の詩「広瀬川」につけた曲を使わせていただきました。
 
ここでは文章を紹介いたしますが、音声データはこちらからお楽しみ下さい。 

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ーーはじめのまえばし心の旅⑨広瀬川ーー

水無月六月、しとしとと降る雨を受け止めるのは、まちなかを流れる広瀬川。たくさんの 花が咲いたかの様なパラソルの色も、しっとりと佇む紫陽花の色も、その流れの前では、水 に彩(いろどり)を添える存在に過ぎない。
 

いつも、まちの入り口には広瀬川がある。東から来れば諏訪橋、北から来れば比刀根橋、 上電を降りれば久留間橋。趣のある名前の橋を渡り、まちなかに入る。


子供の頃、比刀根橋を渡るときは、高欄に空いた穴から川面を眺めた。厩橋からこの辺り の広瀬川は、豊かに滔々(とうとう)と流れる。少し下流の交水堰は、水の力強さを感じる。 そこから下流は、白い小さな波を連れてサラサラと清く流れる。


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しかし、その清流も、天気によって色が一変する。いつもは見る者を引き込む様な深緑だ が、雨が降ると一転、人を拒む茶色い濁流となる。この辺りの天気が良くても、濁流の時は 上流で雨が降っている景色を想像する。


広瀬川の周りには、たくさんの木が生活している。中には、かなりの高さの木もある。子 供の頃は、自転車の後ろの座席から手を伸ばし、柳の葉を触ろうとした。今は、疲れた時、 行き詰まった時、ちょっと息抜きをしたい時、私は広瀬川の大きな木々に囲まれた水辺を歩 く。そして時にふと立ち止まり、水面(みなも)を眺める。すると、「行く川の流れは絶え ずして、しかも本(もと)の水にあらず。・・・」に始まる方丈記の冒頭が頭に浮かぶ。無 常を感じ、小さなことにこだわる自分を戒めてくれる。


ひょっとしたら 100 年前、萩原朔太郎も同じところを歩き、同じ水面を眺め、同じこと を感じたのかもしれない。

広瀬川白く流れたり
時さればみな幻想は消えゆかん。
われの生涯(らいふ)を釣らんとして
過去の日川辺に糸をたれしが
ああかの幸福は遠きにすぎさり
ちひさき魚(うお)は眼にもとまらず


朔太郎にとって、幻想や、糸を垂れて探していたものはなんだったのだろうか。私と同じ、 何かに対するこだわりか、あるいは思い
いたがなかった来か。朔太郎の葉が、

広瀬川の水をして、自分の心の中に流れてくる。そして、私の中のわだかまりが流され、 心のしてくれる。
 

まちなかを流れる広瀬川。まちの中心に豊かな川が流れ、その周りが木々に囲まれてい る。そして手を伸ばば触れられるくらい、水面がい。ここにしかない貴重環境だ。い っそのこと、京都の「哲学」ではないが、川辺のを「文学」としても良いのでは ないか。今行われている、川辺の環境整備にも期待したい。
 

広瀬川、それは、私たちをし、め、受け止めてくれるなる川。 

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29 1月

和の響き〜小鼓と箏の世界〜

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日1月29日、高崎市の滝川公民館にて、
「和の響き〜小鼓と箏の世界〜」に出演させていただきました。

この滝川公民館、こういったイベントの企画がとても盛んで、私共に対する対応もとっても丁寧なんです。

共演者は、小鼓奏者の今井尋也さん。
高校の数年先輩でもあり、数回一緒に演奏をさせていただいたことがあります。

お箏と小鼓。 
この組み合わせはなかなかありません。

お箏の世界の曲に鼓を入れたり、謡いにお箏の曲を付けたり、また郷土の詩人萩原朔太郎の詩の朗読に、お箏の曲や鼓を入れるなど、世界初の試みがいくつもありました。
その世界観は、尋也さんと私の人間性が発露し、会場の空気を包んだ様に感じました。

1時間ちょっとの公演の間に換気の時間を入れるなど、感染症対策も行いました。
主に地域の方などがお集まりの様子でしたが、大変喜んでいただきました。

関係者の皆様方、大変ありがとうございました。

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鼓はかけ声などがあるので、スクリーンを設置。

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客席と距離を開け、椅子と椅子の間も広めに。

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MCの時は、けっこう笑いもありました。

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 これ、何を話している時だったっけな。

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13 9月

日本一美しい散歩道

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日は、合間にリフレッシュを求めて、散歩。
いつも通り、広瀬川の回りを中心に歩いていました。

そうすると、先の方から、男性がこちらに向かって手を振っています。
お互い歩みを進めて距離が近づくと、その男性の正体が判明。

前橋が生んだ詩人、萩原朔太郎のお孫さんで、前橋文学館館長の萩原朔美さんでした。

朔美さん、明るく気さくで発想力も豊かで、とってもいい方。

その時の会話を再現します。
朔美さん「散歩かい?ここはささ、『日本一美しい散歩道』って言ってるんだよ!」
はじめ「そうですよね、前に目黒川を見に行ったんですけど、広瀬川の方がいいですよね!」
朔美さん「そう、あれは掘りすぎだよ。」
はじめ「目黒川は水面が遠いし、ネットで覆われているし、歩道との一体感がないですよね。」
朔美さん「昔の広瀬川は、写真を見ると川に入れるところがあったみたいなんだよね。一部を暗渠にして、広瀬川の水を浅く流して、そこに入れる場所みたいのがあるといいよね。」
はじめ「親水公園みたいな感じですよね。あそこの公園みたいになっているところだったらできるんじゃないんですかね?」
朔美さん「いいよねー。『日本一美しい散歩道』って言い続けているんだよ!」
はじめ「それ、お借りします!」

朔美さんと私の意見が見事に一致しました。

町の中を川が流れていて、河畔は自然にあふれ、そして手を伸ばせば水に触れられるような距離感。
本当に「広瀬川」は、前橋が誇るすばらしい環境です。

では、「日本一美しい散歩道」をご覧になって下さい。 

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川の周囲には遊歩道が整備されていて、柳など、多くの木が植えられています。

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この左側が、親水公園みたいにしたらいいな、と思ったところ。

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水量の豊富さ、そして、それが間近にある距離感。

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一部は、こんなに大きな木もあります。

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河畔にある、前橋文学館と、萩原朔太郎の銅像。
朔太郎は、実際にこのあたりを歩いていて、詩碑もあります。
そして今日は、お孫さんが歩いていました。

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かつてすぐとなりにあった製糸工場に水を送るための「交水堰」。

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昭和8年完成の「比利根橋」。


 
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