こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

本日9月22日、学校法人共愛学園130周年記念式典が行われ、参加させていただきました。

大礼拝堂に、学園の同窓生や理事、各外郭団体の会員、そして来賓の方々など、1,000名近い関係者が集まりました。

開会の最初に、学園の130年の歴史をまとめたDVDが上映されました。
明治の前半に、「女性にも教育を」と熱い想いをもった3名の女性と、それを受け止めた協力者たち。
学園設立の話し合いが「秘密集会」と見做されて検挙された事件もありました。
でも、想いを曲げず、理想に向けて突き進みます。

そんな苦労の末に設立された学園。
徐々に発展してきたのにもかかわらず、空襲でほぼ全てが灰燼に帰しました。
そこからも再建を果たし、大規模な校地移転を経て、認定こども園から大学までを要する総合学園となりました。
DVDには、そんな歴史がまとめられております。

その後は、中学生のハンドベル、高校・大学聖歌隊の合同による賛美歌。
そして、こども園・小学校の子供達の賛美歌は、可愛すぎて、DVDを見てこみ上げてきた想いと相まって、涙腺を押さえる参加者も多数でした。

そんな感動の記念式典の祝辞を聞いていると、共愛学園が群馬県で最も古い私学として、県内の私学の先を行く動きを常にしており、県内私学のリーダーであることが理解できます。

また、先生達とお話しをしていると、今回の130周年記念式典のために、部門を超えた話し合いが何度も行われ、それが学園の一体感のプラスになった、という話題にもなりました。
 
また、普段は別々に活動している高校と大学の聖歌隊が、今回は合同で賛美歌を歌いしました。
そこに中学生のハンドベルや、こども園・小学校も加わっています。
これは、総合学園だからこそできたことです。

なぜ、共愛学園がここまでの歴史を紡ぎ、発展してきたか。

そこには、2つの理由があると私は考えております。

一つ目は、学園の理念がしっかりとしていること。
「共愛」という聖書由来の言葉に象徴される共生の精神が行き届き、毎朝の礼拝で心を落ち着かせて、みなさんの方向性を一つにしています。戦争中で禁止されても、礼拝は続けたそうです。

二つ目は、自己定義と自己改革を怠らないこと。
たとえば、前橋国際大学は、地域の人材に国際的な視野を付けて地域に戻す、という自己の役割をしっかりと定義し、そのための大学改革を行っております。
高校も、県内で初めて英語科を設けるなど、常に自身の成長を続けております。

これは人間も同じでしょう。
生きる芯・理念をしっかりと持ち、常に勉強・精進・努力を続けて自分を磨くこと。

こんな学園に関わることができることに感謝し、自分の学びにもさせていただきたいです。

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礼拝堂で行われた記念式典。

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小学校のプレイズホールで行われた祝賀会。
建物をとても綺麗に使っております。

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参加者に配られた記念品。

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そして私、本日は賛助会長として上毛新聞に登場しております。