こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨晩、オンラインミーティング「前橋市の中心市街地の現状と今後」に参加してきました。

といっても、私は配信会場でのリアル観客として参加です。
会場に集まった観客の方は少なく、三密とはほど遠い状態😅

内容は、山本龍前橋市長岡正巳前橋市議会議員橋本薫前橋まちなかエージェンシー代表理事が、10年後の前橋のまちなかを語るという内容です。

実際の内容は、こちらをご覧下さい。


 

いくつかのポイントを紹介します。


前橋アーバンデザインについて
・前橋アーバンデザインのポイント
 ①エコディストリクト:にぎわいと、人間らしい心地よさのバランスが取れている。
 ② ミックストユース:住む・働く・商う・学ぶなどの機能が混在し、一日を通して活気ある街にする。
 ③ローカルファースト:今あるもの、地元のものを大切にする。
・前橋アーバンデザインは、トップダウンではなく、市民の意見を抽出して集約したもの。
・このルールの中で、自由に活動を行う。
・作成プロセスは官民両方が携わり、推進役は民間(前橋デザインコミッション(MDC))。

まちなかの役割
・まちなかは、前橋のステータス・プライド。商業ビジネスの場だけでなく、オール前橋にとってどうあるべきか。
・コロナの中で、今後のまちなかは商業中心だけではなく、新しい文化や異文化に出会い、触れる場所。

イベントのあり方
・お店が少なくなってきたら、イベントで人を呼ぶ。
・イベントは、新しい集いの形を生み出す舞台。ニューノーマルを乗せられるプラットフォーム。
・従来のイベントは集客数で評価されたが、コロナ禍でイベントの役割が変わる。時差・分散型で気持ちが通じ合うことが大切。
・モチベーションを生み出す、新しい使い方を生み出す。

青空駐車場の増加や交通政策
・以前は駐車場が少ないのが問題だったが、今は空き地が青空駐車場になってしまい、駐車場が目立つのが問題になりつつある。
・空き地に建物を建ててテナントを入れるよりも、駐車場の方が利益が大きい。
・車では無くても来られる街にする。MARSやタクシー補助。その意味で、交通政策は商業政策になる。
・駐車場があることを前提に、駐車場代金を気にしない魅力が必要。
・ポートランドは駐車場の外側にキッチンカーを並べ、駐車場を見せない工夫とにぎわいを実現している。
・人工ピラミッドから、2040年には車を運転しない人が多くなる。MARSや駐車場だけでなく、住みやすく来やすい街。
・来年2月には、シェアサイクルを並べる。スマホや5Gを使える、進んだシステムを搭載。

まちなかのあり方など
・昔は無目的で来た。今は、お店目的。
・前橋は豚肉を推進しているが、まちなかに豚肉料理専門店がない。また、焼きまんじゅうのお店もない。
・学生が関わるプラットフォームを作る。

などの内容でした。

私は、「中心市街地活性化」といっても、前橋のまちなかをどういう方向に持って行くかという方向性が見えてみませんでした。

でも、「めぶく。」という前橋のビジョンができ、「前橋アーバンデザイン」が策定され、さらに「Green&Relax構想」がまとめられています。

それが、まちなかの方向性であることがわかりました。

住み、仕事をし、時には緑あふれる広瀬川や馬場川の周りで散策したり寛いだりする。
そんな姿を求めていくのがこれからの前橋のまちなかなんですね。

でも、その方向性が市民にあまり浸透していないように感じます。