みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

今日は「ココロのバリアフリー計画」をみなさんに知っていただきたいと思います。

その前に、「バリアフリー」 はみなさんご存知ですよね。
段差をなくしたり、出入り口にスロープをつけたりして、
車椅子の方やお年寄りなども行動がしやすい街や建物にしよう、ということですね。

私は前職が建設会社勤務でしたので、いろいろな建物を見てきました。
そうすると、
・とって付けたようなスロープ
・傾斜がきつすぎて上がれないようなスロープ
・出入口に段差がないために、夕立の時に室内に雨が入ってきてしまう建物
 そんな、不十分な「バリアフリー」がたくさんあるのです。

だから、今まで、私の中では、「バリアフリーは慎重に計画しなければいけない、難しいもの」という印象がありました。

でも、「ココロのバリアフリー計画」と出会い、 その考えが変わりました

私は、縁あって友人がきっかけで、「ココロのバリアフリー計画」を知りました。
私の身の回りには、車椅子生活の方や介助が必要な方はあまりいません。
ですから、そういった方に出会っても、「どうしたら良いのかわからない」というのが正直なところです。また、「段差があったらだめなんじゃないか」「車椅子が入れるトイレがないとだめなんじゃないのか」という固定概念がありました。

でも、違うんです!

「ココロのバリアフリー計画」を運営されている池田君江さんは、平成19年に発生した渋谷の温泉施設の爆発事故に遭い、車椅子生活となった方です。計画は、君江さんの車椅子での生活の実体験をもとに始められました。

車椅子を使っている方お一人お一人、使っている車椅子が違います。
だから、そんなに大きくない車椅子であったら、普通のトイレでも入れるかもしれないのです。外出前に、行きたいお店のトイレの入り口の幅がわかったら、そのトイレに行けるかどうか、判断できます。
また、ちょっとした段差などであっても、周囲の人のちょっとした手助けがあれば超えられるのです。

ですから、必要なことは、トイレの入り口の幅などの「情報」と「ちょっとしたお手伝い」であり、それが、「ココロのバリアフリー計画」なんです。

お店や会社などを経営している方が「ココロのバリアフリー計画」のメンバーになると、
トイレの入り口サイズや、段差の高さといった、ご自分のお店の情報を登録します。

車椅子などを利用している方は、出かける際に、それらの情報を見て、入れるトイレなのか、超えられる段差であるかどうかを判断します。

そして、もし車椅子などの方が来た場合は、
「お手伝いしましょうか?」
「何かできることはありますか?」
声をかけ、ちょっとお手伝いをして差し上げてください。
段差があっても、みなさんのちょっとした手助けで超えられれば、入れるかもしれないのです。

それだけでいいんです。
その、気持ちが大切なんです!

サポートが必要な方にとっては、出かけられる範囲がぐんと広がり、選択肢が増えます。
メンバーになったお店などは、大きな工事などをしなくても、新しいお客様が増えるチャンスになります。
こんなお店が増えて、車椅子の方やお年寄りなどが、出かけやすい社会になると、とても素晴らしいですね!

加盟店になる費用は、
・加盟料:2,000円
です。
*詳しい手続きは、この記事の最後のリンク先を参照して下さい。

そして、メンバーになるとステッカーが来るので、それを見やすいところに貼りましょう。
目印になります。

当然、私のお稽古場にも。

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先日、池田君江さんが群馬にいらっしゃり、共通の友人たちと集まり、お話をし、お酒も飲みました。明るくてとっても素晴らしい方!

ぜひみなさん、ココロのバリアフリー計画のWebをご覧になって、メンバーになってください!