みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

昨日4月16日は、「竹久夢二伊香保記念館箏曲コンサート 陽春に想ふ」で演奏させていただきました。
この日は、前橋市内や各所でイベントやマルシェなどが開催されいてたのですが、顔を出せず、、、

竹久夢二は伊香保を愛し、たびたび訪れ、縁の作品を残しております。また、「榛名山美術研究所」の構想を持ち、伊香保と近い榛名湖畔に、アトリエを建設しました。

そんな夢二ゆかりの地、伊香保には、「竹久夢二伊香保記念館」があり、「黒船屋」をはじめとする貴重な夢二作品が収蔵されております。敷地は自然にあふれ、こだわりの建物群の中は大正ロマンの雰囲気に満ち、そして調度品やオルゴールが彩りを添えています。

縁あって、記念館内の「夢二ホール」にて演奏をさせていただくこととなりました。

季節にちなんだ曲、群馬出身で夢二と同時代を生き、伊香保にも訪れていた萩原朔太郎の関連の曲、夢二と同い年の中田章の曲などを選曲させていただき、最後は夢二作詞の「宵待草」をみなさんで歌いました。

会場の「夢二ホール」は、普段は貴重なアンティークオルゴールを1時間に一回演奏しているのですが、大変響きの良い空間で、この日もお箏の音が、隅々まで響き渡りました。また、アンコールでは歌付きの曲を演奏したのですが、声もよく響きました。今後、コンサートなどにも活用していくということで、この空間でどんな音が紡がれていくのか、とても楽しみです。

客席には、夢二ファンの方が大多数でしたが、親戚の方や、長くお付き合いのある方などもちらほらいらっしゃり、ステージ上からそのお顔を見つけ、ちょっとびっくりしました。
約1時間でしたが、伊香保の爽やかな空気を楽しみながらの時間でした。

竹久夢二伊香保記念館は、敷地内にあふれる爽やかな空気や、職員の方たちの礼儀正しくもよそよそしさを感じさせない対応が素晴らしいです。ぜひ、伊香保にお出での際には、お立ち寄り下さい。
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ホールのステージ上には、大正時代に作られたスタンウェイとベーゼンドルファーがいます。
逆光ですいません、、、

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ホールの床は寄せ木細工。暖かい雰囲気に包まれています。