みなさんこんにちは。
はじめちゃんこと、群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。 

本日1月22日、関東地方も雪の心配がありましたが、まだ雨も雪も降っていない午前中は、高崎市の三山幼稚園にお伺いしてきました。

三山幼稚園は、芸術分野に関する教育に力を入れており、園舎では常に美術を感じることができ、そして、クリスマスにはピアノとバイオリン、そして2月には毎年、園児も一部参加する本格的なオペラの公演を行っております。

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私は昨年の雛祭りにつづいて2回目の訪問演奏です。
前回は私一人でしたが、今回は琴古流尺八牧原笳童さんにもご参加いただきました。

前半は、園児のみなさんと、参加希望の保護者の方がお聴き下さいました。
演奏曲目は、

・六段の調
・五十鈴川
・春の海

と、お正月を意識した曲目。

そして最後に、「たき火」を、お箏と尺八で伴奏し、園児の皆さんが歌いました。

普段から音楽の教育をしっかりしているからか、どの園児さん達も静かに集中して最後まで聴いてくれました。
曲や楽器の解説の時も、
「知ってる〜!」「聴いたことある〜!」など、良いタイミングでいい受け答えをしてくれます。

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金屏風や毛氈が、幼稚園の備品として備わっています。
後ろの幕や上のシャンデリアは、オペラ公演のために準備されています。

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お箏の調子を変える間には、牧原さんが尺八の説明をして下さいました。

前半が終わると園児さん達は教室に戻り、大人だけの時間となります。
そこで、思いっきり古典曲を聴いていただきたく、
「七小町」をお三味線と尺八で演奏しました。
演奏前には、曲や歌詞の内容を詳しく説明します。

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古典曲をじっくりと聴いていただきました。
みなさん興味深く舞台を見つめて下さいました。

三山幼稚園の皆様、お世話になりました。

今回の裏話を一つ。

準備のの時に、お箏の響きがちょっと思い通りでなかったので、
お箏の音穴の下に、お三味線の胴板を置いてみて、だいぶ改善しました。
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