こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

昨日1月18日、高崎市の小学校を訪問し、授業を行いました。

今、小学校の指導要領には、音楽の時間で和楽器を習うことが謳われています。
学校の先生向けの研修などがあるのですが、やはり先生方も和楽器に通じている方はなかなかいらっしゃらないので、私共に声がかかることがあります。

今回は、4年生と5年生計4クラス、合わせて120人くらいの生徒さんに、授業を行いました。

通常ですと、2クラスを合同にして2時間連続の授業とし、最初の時間に座学と鑑賞、2時間目に体験を行います。

でも、今回は感染症対策として、密集しない・楽器を共有しないことが求められ、各クラス毎に1時間づつ、体験はなし、となりました。なので、4時限、座学と鑑賞の授業を行いました。

内容は、楽器の歴史と音楽的な変遷、そして楽器の構造や素材をお話しします。
最後には、今後授業でお箏に触ることもあるということで、座り方や手の形を解説しました。

演奏は、お箏の歴史の流れに従って、江戸時代の曲を一曲と、現代の曲を一曲演奏しました。
それら2曲の間には、350年くらいの時代の隔たりがあります。

生徒さんたち、みんなとても熱心に聞いてくれて、演奏した2曲の音や雰囲気の違いを感じてくれたみたいです。
質問も、するどい質問が出てきて、答えるのにけっこう考えたシーンもありました。

みんなが目を輝かせているのを見ると、もっともっと、皆さんにお箏やお三味線に触れてもらう機会を積極的に作りたいって思いますね!

来月は、別の学校にお伺いします。

学校関係者の皆様、和楽器の授業でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。

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生徒さん同士の椅子も距離を置き、私との間隔も広めに。

図4のコピー
座学と演奏。

図6のコピー
手の形のお話し。演奏以外の時は、マウスシールドを付けています。

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高崎市の学校は、自校給食です。久し振りの給食。