こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。
先日の自分の車の定期点検の際、代車CLA180と2泊3日の時間を共にしました。
ですので、ちょっとした試乗よりもじっくりと向き合うことができたので、そこで感じた印象をお話いたします。
総合的には、とてもよくできた、スタイリッシュなパーソナルカーです。
以下、よかった点、気になった点などをお話させていただきます。
1:デザイン
伸びやかでいて端正。文句なしに「かっこいい」車です。
ボンネット上部の2本のライン、そしてサイドから見ると、抑揚で塊感を表現し、フロントからリヤにかけての一本のラインだけで、躍動感を表現しています。
窓はサッシュレスで、開閉の時にはガラスがスッと下がり、閉めると上がり、密閉性を確保してくれます。でも、慣れないと降車してドアを閉める時に指が窓に触れてしまい、窓が汚れてしまいますね(笑)



抑揚あるプレスがわかります。プラットフォームを共通とするAクラスのセダンと車体幅及び室内幅を比較すると、Aクラス:1,796mm /1,400mm、CLA180:1,830mm /1,400mmです。室内幅は同じですが、全幅が34mm拡がっております。この34mmは全て抑揚あるデザインに充てられています。

右端の段差の分、自動的にガラスが下がっています。
なかなかの色付きガラスですね。
2:居住性
前席は十分な広さがあります。
クーペ感を出すために、サイドウインドウは小さくなっておりますが、運転中に気になることはありませんでした。
ただ、やはりデザイン上の問題でフロントウインドウが寝ているため、フロントウインドウ下端と自分の距離が遠いため、慣れるまではAピラーが目に入るのが気になりました。
運転席からの実用性という面では、運転姿勢が決めづらいこと、ハンドル調整が手動であることが気になりました。前者は、ペダルに合わせるとハンドルが遠く、ハンドルに合わせるとペダルが近いという感じがあり、また、もう少しシートの腰のあたりのサポートがしっかりとしていると良いですね。アクセルペダルがオルガン式ではなく、吊り下げ式ということも影響しているのかもしれません。
後者ですが、普段乗っているC180はハンドルの調整が電動で、乗り降りの際にはハンドルが自動で一番上まで上がり、座ってドアを閉めると、あらかじめメモリーした位置まで下がってくれます。CLA180はその機能がないので、乗り降りの際に太ももがハンドルに当たることがたびたびありました。
205のCクラスと比較してみると、Cクラスはセンターコンソールがスロープの様になっているので、試乗した時に狭さを感じましたが、 CLAは直立しているので、狭さを感じることがなかったです。その代わり、ハザードランプのスイッチまでが遠く、背中を浮かせなければ手が届きません。

では、後席に座ってみると、どうでしょうか。
運転席のシートを私(身長約167cm)の運転姿勢に合わせて後席に座ると、膝の前には十分なスペースがあります。

膝前には十分なスペース。
しかし、頭上は狭く、たまに天井に髪の毛が触れます。
身長160cmくらいの方までなら問題ないでしょうが、165cm以上の方は、長時間はきついと思います。これは、デザイン優先で、クーペスタイルを演出するという、コンセプト優先なのでしょう。個人的には、後席にパッセンジャーを乗せるのは、年に1回あるかないかなので、あまり大きな問題ではありません。あと、乗り降りの際には、若干狭さを感じましたね。

私の頭と天井の間隔がほとんどありません。

乗り降りは、ちょっと狭さを感じるかな。
3:使い勝手
少し上の、運転席の写真を見ていただくと、ドアハンドルが写っています。
このドアハンドルは使いやすいですね。持ちやすく、引きやすいです。
運転に関係する操作では、シフトレバーがとてもいいです。
今のメルセデスベンツは、国産車のウインカーレバーの場所にシフトレバーがあります。
そのレバーを下に押せばD、上にあげればRに入り、先端のボタンを押せばPとなります。
ですので、切り返しを何回もしなければならない様な場面でも、視線を向けることなく、右手でレバーを上下するだけで、前進・バックの切り替えができます。
また、DとPはサイドブレーキと連動しており、サイドブレーキをかけたり解除したりする操作は必要ありません。ですので、走り出すときはエンジンをかけたらシフトレバーを下に下げれば良く、止めるときは先端のボタンを押すだけで済みます。普段、左足ペダルでサイドレバーをかけることに慣れている私は、何回も、ペダルがないところに左足を下ろし、空振りをしました。
ただ、シフトレバー・ウインカーレバーともに、ちょっと質感があまり良くなく、Cクラスとの差を感じます。Cクラスとの差といえば、音関係も感じました。乗り込む時に鍵が解除される時の音などは、Cクラスは「カタン」という感じなのですが、CLAは明らかに「ガチャン」という音がして、遮音性能などに差を感じました。
ずーっと戸惑ったのは、エンジンのスタート・ストップのボタンがハンドルの左側にあることです。免許をとって約25年、鍵を刺す時もボタンを押す時も、ずーっとハンドルの右側で慣れているので、左のボタンには馴染みませんでした。
室内灯ですが、白いLEDのライトで、明るくて便利でした。自分のC180が電球色であまり明るくないので、世代の差を感じましたね。
また、ヘッドライトも白い光が明るく、夜間でも暗さは感じませんでした。
4:運転してみると
操作系のハンドルやアクセルは、タッチが軽いです。
ハンドルは軽いのに遊びが少なく、Cクラスの重くてしっとり感のあるハンドルとは違う性格になっています。自分の車に戻った時に、ハンドルがかなり重く感じました。
アクセルを踏むと、勢いよく車が発進します。
最初に乗り出した時はびっくりしました。冷静に見てみると、エンジン回転が先にグーンとあがり、スピードが後からついてきます。
上記のハンドルとこのアクセルの味付けで、反応よく、スポーティーと感じる車に仕上げているんでしょう。
CLA180は、ドライブモードを選ぶことができます。選択肢は「Eco」「Comfort」「Sports」「Individual」なのですが、最初に勢いよく発信して驚いた時のモードが「Comfort」でした。試しに「Sports」にしてみたら、いきなりエンジンが3,000回転近くまで上がり、ちょっとびっくり。私は「Eco」が、一番感覚に近かったです。ただ、発進の時に少しもたつくので、「Individual」で、「Eco」と「Comfort」の間くらいの設定ができるといいかな、と思います。
CLA180、モデル名は180ですが、エンジンの排気量はなんと1,332cc。そこから136psの馬力を生み出すので、この2泊3日の間、力不足を感じるシーンはほとんどありませんでした。唯一感じたのは、停止状態からちょっと急いで右折をする時に、発進が遅かったくらいですね。前橋のちょっと北の丘のようなところも少し走ってみましたが、一昔前の1,800ccから2,000ccくらいの印象を受けました。
ただ、エンジンの音は、あまり感心しませんでした。ちょっとどろどろ感のある音で、かつ、その音がしじゅう響いてきます。このあたりは、やはりCクラスと遮音性性能などが違うのでしょう。
また、足回りにちょっとドタバタ感があり、音と合間って、ちょっと高級感をスポイルしています。これがサスペンションによるものなのか、タイヤサイズ225/45/18によるものなのかはわかりません。今の世の中、薄いタイヤが多く、確かにそのスタイリッシュな見た目は、CLAの様な車にはいいでしょう。しかし、私のC180も17インチなのですが、16インチくらいも試してみたいな、と常々思います。
CLAは、FRであるCクラス以上のモデルと異なり、FFです。しかし、運転してみる中で、FFを感じることがありませんでした。点検が終わり、自分の車に乗り換えた時に、「あ、これがFRだよね」と比較したら感じるというくらいですね。
5:装備
CLAのメーターは、デジタルです。そして、センターコンソール上部と、2つの液晶ディスプレイが並んでいます。
メーターの視認性はまったく問題ありません。また、ナビの画面も広く、見やすいですね。私の車のナビと比べれば、2倍くらいの大きさがあるのではないでしょうか。

ただ、ふと何かをしようとした時に、どこをいじっていいのかわかりません。
例えば、ナビ画面の地図を拡大しようとしたのですが、ついぞ方法がわかりませんでした。
試しに「ハイ、メルセデス」と言ってみたら、「どうぞお話ください」というので、「ナビの地図を拡大してください」と話してみたのですが、何も起きませんでした、、、
写真を見ていただくと、ハンドルの左右のスポークの上にたくさんのスイッチがあります。これは説明書を見ないと、どのボタンに何の機能がついているのかわからず、やたらに触れませんでした。
メーター上にもたくさんのアイコンがあったり、距離計の表示を変えたかったのですが、そういったことに関連する操作方法が瞬時にわかりませんでした。
こういった機能がたくさんついているのでしょう。取扱説明書の分厚さにびっくりしました。

代車には、ヘッドアップディスプレイが付いていました。
速度や、前の車との距離などを表示してくれます。
特に邪魔な感じや違和感はありませんでした。
ただ、慣れていないので、そこから情報を得ようという意識にはなれませんでした。
一つ気になったのは、左側に車が向かっている方位が漢字で表示されるのですが、それがなんか違和感があります。最初は左右が反転になっていると思ったのですが、さにあらず。
みなさん、下の写真の「南東」という表示がありますよね。なんとなく違和感があると思います。
こういったデジタル的な要素は、上位モデルとコストも変わらずに採用できるので、いいですね。路上の標識を読み、メーター上に制限速度を表示してくれる機能などもあります。慣れたらとっても便利なのでしょう。
ただ、ラジオの感度が悪く、ずーっと雑音が入ったのには閉口しました。

6:楽器が乗るか
そして、全国の邦楽関係の皆様には、とっても大切な情報をお伝えします。
お箏が乗るかどうかです。
CLAの全長は4,688mm。そして、トランクスルーがあります。
私のC180は4,640mm。なんと、CLAの方が長い!
早速試してみると、

乗りました!
この時、助手席に乗ってみると、「ちょっと前が狭いかな」くらいのシートポジョションです。そして、助手席の後ろからトランクの後端までの内法を測ってみると186cm。数値的にもOKですね。
ちなみにAクラスセダンの全長は4,549mmなので、ちょっと微妙かもしれないですね。
そして、トランクの形状も使いやすそうです。

7:まとめ
ここまで、私が2泊3日で感じたことをざっくばらんにほぼ全て書いてみました。
総合的な印象は、冒頭にも書いた通り、とてもスタイリッシュなパーソナルカーです。
じゃあ、私がCLAを自分の車にするかというと、ないと思います。
このデザインは、とても惹かれます。セダンやクーペが好きな私にとって、セダンの実用性とクーペのスタイリッシュさの両方を備えており、そこは理想的です。
しかし、軽い操作系、飛び出すような発進、足回りとエンジン音、運転姿勢がしっくりこない、このあたりがマイナスポイントです。
このデザインで、味付けをCクラスの様にしてくれたら、積極的にありですね。
先日の自分の車の定期点検の際、代車CLA180と2泊3日の時間を共にしました。
ですので、ちょっとした試乗よりもじっくりと向き合うことができたので、そこで感じた印象をお話いたします。
総合的には、とてもよくできた、スタイリッシュなパーソナルカーです。
以下、よかった点、気になった点などをお話させていただきます。
1:デザイン
伸びやかでいて端正。文句なしに「かっこいい」車です。
ボンネット上部の2本のライン、そしてサイドから見ると、抑揚で塊感を表現し、フロントからリヤにかけての一本のラインだけで、躍動感を表現しています。
窓はサッシュレスで、開閉の時にはガラスがスッと下がり、閉めると上がり、密閉性を確保してくれます。でも、慣れないと降車してドアを閉める時に指が窓に触れてしまい、窓が汚れてしまいますね(笑)



抑揚あるプレスがわかります。プラットフォームを共通とするAクラスのセダンと車体幅及び室内幅を比較すると、Aクラス:1,796mm /1,400mm、CLA180:1,830mm /1,400mmです。室内幅は同じですが、全幅が34mm拡がっております。この34mmは全て抑揚あるデザインに充てられています。

右端の段差の分、自動的にガラスが下がっています。
なかなかの色付きガラスですね。
2:居住性
前席は十分な広さがあります。
クーペ感を出すために、サイドウインドウは小さくなっておりますが、運転中に気になることはありませんでした。
ただ、やはりデザイン上の問題でフロントウインドウが寝ているため、フロントウインドウ下端と自分の距離が遠いため、慣れるまではAピラーが目に入るのが気になりました。
運転席からの実用性という面では、運転姿勢が決めづらいこと、ハンドル調整が手動であることが気になりました。前者は、ペダルに合わせるとハンドルが遠く、ハンドルに合わせるとペダルが近いという感じがあり、また、もう少しシートの腰のあたりのサポートがしっかりとしていると良いですね。アクセルペダルがオルガン式ではなく、吊り下げ式ということも影響しているのかもしれません。
後者ですが、普段乗っているC180はハンドルの調整が電動で、乗り降りの際にはハンドルが自動で一番上まで上がり、座ってドアを閉めると、あらかじめメモリーした位置まで下がってくれます。CLA180はその機能がないので、乗り降りの際に太ももがハンドルに当たることがたびたびありました。
205のCクラスと比較してみると、Cクラスはセンターコンソールがスロープの様になっているので、試乗した時に狭さを感じましたが、 CLAは直立しているので、狭さを感じることがなかったです。その代わり、ハザードランプのスイッチまでが遠く、背中を浮かせなければ手が届きません。

では、後席に座ってみると、どうでしょうか。
運転席のシートを私(身長約167cm)の運転姿勢に合わせて後席に座ると、膝の前には十分なスペースがあります。

膝前には十分なスペース。
しかし、頭上は狭く、たまに天井に髪の毛が触れます。
身長160cmくらいの方までなら問題ないでしょうが、165cm以上の方は、長時間はきついと思います。これは、デザイン優先で、クーペスタイルを演出するという、コンセプト優先なのでしょう。個人的には、後席にパッセンジャーを乗せるのは、年に1回あるかないかなので、あまり大きな問題ではありません。あと、乗り降りの際には、若干狭さを感じましたね。

私の頭と天井の間隔がほとんどありません。

乗り降りは、ちょっと狭さを感じるかな。
3:使い勝手
少し上の、運転席の写真を見ていただくと、ドアハンドルが写っています。
このドアハンドルは使いやすいですね。持ちやすく、引きやすいです。
運転に関係する操作では、シフトレバーがとてもいいです。
今のメルセデスベンツは、国産車のウインカーレバーの場所にシフトレバーがあります。
そのレバーを下に押せばD、上にあげればRに入り、先端のボタンを押せばPとなります。
ですので、切り返しを何回もしなければならない様な場面でも、視線を向けることなく、右手でレバーを上下するだけで、前進・バックの切り替えができます。
また、DとPはサイドブレーキと連動しており、サイドブレーキをかけたり解除したりする操作は必要ありません。ですので、走り出すときはエンジンをかけたらシフトレバーを下に下げれば良く、止めるときは先端のボタンを押すだけで済みます。普段、左足ペダルでサイドレバーをかけることに慣れている私は、何回も、ペダルがないところに左足を下ろし、空振りをしました。
ただ、シフトレバー・ウインカーレバーともに、ちょっと質感があまり良くなく、Cクラスとの差を感じます。Cクラスとの差といえば、音関係も感じました。乗り込む時に鍵が解除される時の音などは、Cクラスは「カタン」という感じなのですが、CLAは明らかに「ガチャン」という音がして、遮音性能などに差を感じました。
ずーっと戸惑ったのは、エンジンのスタート・ストップのボタンがハンドルの左側にあることです。免許をとって約25年、鍵を刺す時もボタンを押す時も、ずーっとハンドルの右側で慣れているので、左のボタンには馴染みませんでした。
室内灯ですが、白いLEDのライトで、明るくて便利でした。自分のC180が電球色であまり明るくないので、世代の差を感じましたね。
また、ヘッドライトも白い光が明るく、夜間でも暗さは感じませんでした。
4:運転してみると
操作系のハンドルやアクセルは、タッチが軽いです。
ハンドルは軽いのに遊びが少なく、Cクラスの重くてしっとり感のあるハンドルとは違う性格になっています。自分の車に戻った時に、ハンドルがかなり重く感じました。
アクセルを踏むと、勢いよく車が発進します。
最初に乗り出した時はびっくりしました。冷静に見てみると、エンジン回転が先にグーンとあがり、スピードが後からついてきます。
上記のハンドルとこのアクセルの味付けで、反応よく、スポーティーと感じる車に仕上げているんでしょう。
CLA180は、ドライブモードを選ぶことができます。選択肢は「Eco」「Comfort」「Sports」「Individual」なのですが、最初に勢いよく発信して驚いた時のモードが「Comfort」でした。試しに「Sports」にしてみたら、いきなりエンジンが3,000回転近くまで上がり、ちょっとびっくり。私は「Eco」が、一番感覚に近かったです。ただ、発進の時に少しもたつくので、「Individual」で、「Eco」と「Comfort」の間くらいの設定ができるといいかな、と思います。
CLA180、モデル名は180ですが、エンジンの排気量はなんと1,332cc。そこから136psの馬力を生み出すので、この2泊3日の間、力不足を感じるシーンはほとんどありませんでした。唯一感じたのは、停止状態からちょっと急いで右折をする時に、発進が遅かったくらいですね。前橋のちょっと北の丘のようなところも少し走ってみましたが、一昔前の1,800ccから2,000ccくらいの印象を受けました。
ただ、エンジンの音は、あまり感心しませんでした。ちょっとどろどろ感のある音で、かつ、その音がしじゅう響いてきます。このあたりは、やはりCクラスと遮音性性能などが違うのでしょう。
また、足回りにちょっとドタバタ感があり、音と合間って、ちょっと高級感をスポイルしています。これがサスペンションによるものなのか、タイヤサイズ225/45/18によるものなのかはわかりません。今の世の中、薄いタイヤが多く、確かにそのスタイリッシュな見た目は、CLAの様な車にはいいでしょう。しかし、私のC180も17インチなのですが、16インチくらいも試してみたいな、と常々思います。
CLAは、FRであるCクラス以上のモデルと異なり、FFです。しかし、運転してみる中で、FFを感じることがありませんでした。点検が終わり、自分の車に乗り換えた時に、「あ、これがFRだよね」と比較したら感じるというくらいですね。
5:装備
CLAのメーターは、デジタルです。そして、センターコンソール上部と、2つの液晶ディスプレイが並んでいます。
メーターの視認性はまったく問題ありません。また、ナビの画面も広く、見やすいですね。私の車のナビと比べれば、2倍くらいの大きさがあるのではないでしょうか。

ただ、ふと何かをしようとした時に、どこをいじっていいのかわかりません。
例えば、ナビ画面の地図を拡大しようとしたのですが、ついぞ方法がわかりませんでした。
試しに「ハイ、メルセデス」と言ってみたら、「どうぞお話ください」というので、「ナビの地図を拡大してください」と話してみたのですが、何も起きませんでした、、、
写真を見ていただくと、ハンドルの左右のスポークの上にたくさんのスイッチがあります。これは説明書を見ないと、どのボタンに何の機能がついているのかわからず、やたらに触れませんでした。
メーター上にもたくさんのアイコンがあったり、距離計の表示を変えたかったのですが、そういったことに関連する操作方法が瞬時にわかりませんでした。
こういった機能がたくさんついているのでしょう。取扱説明書の分厚さにびっくりしました。

代車には、ヘッドアップディスプレイが付いていました。
速度や、前の車との距離などを表示してくれます。
特に邪魔な感じや違和感はありませんでした。
ただ、慣れていないので、そこから情報を得ようという意識にはなれませんでした。
一つ気になったのは、左側に車が向かっている方位が漢字で表示されるのですが、それがなんか違和感があります。最初は左右が反転になっていると思ったのですが、さにあらず。
みなさん、下の写真の「南東」という表示がありますよね。なんとなく違和感があると思います。
こういったデジタル的な要素は、上位モデルとコストも変わらずに採用できるので、いいですね。路上の標識を読み、メーター上に制限速度を表示してくれる機能などもあります。慣れたらとっても便利なのでしょう。
ただ、ラジオの感度が悪く、ずーっと雑音が入ったのには閉口しました。

6:楽器が乗るか
そして、全国の邦楽関係の皆様には、とっても大切な情報をお伝えします。
お箏が乗るかどうかです。
CLAの全長は4,688mm。そして、トランクスルーがあります。
私のC180は4,640mm。なんと、CLAの方が長い!
早速試してみると、

乗りました!
この時、助手席に乗ってみると、「ちょっと前が狭いかな」くらいのシートポジョションです。そして、助手席の後ろからトランクの後端までの内法を測ってみると186cm。数値的にもOKですね。
ちなみにAクラスセダンの全長は4,549mmなので、ちょっと微妙かもしれないですね。
そして、トランクの形状も使いやすそうです。

7:まとめ
ここまで、私が2泊3日で感じたことをざっくばらんにほぼ全て書いてみました。
総合的な印象は、冒頭にも書いた通り、とてもスタイリッシュなパーソナルカーです。
じゃあ、私がCLAを自分の車にするかというと、ないと思います。
このデザインは、とても惹かれます。セダンやクーペが好きな私にとって、セダンの実用性とクーペのスタイリッシュさの両方を備えており、そこは理想的です。
しかし、軽い操作系、飛び出すような発進、足回りとエンジン音、運転姿勢がしっくりこない、このあたりがマイナスポイントです。
このデザインで、味付けをCクラスの様にしてくれたら、積極的にありですね。
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