こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

昨日11月23日、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)での「第80回温故和楽会定期演奏会」が開催されました。

2023-11-23 08.34.55


朝一番に会場入りをして、会館の利用手続きなどを済ませ、舞台づくりをやっていただく楽器屋さんやスタッフに会場に入っていただき、私も自分の荷物運びや準備を進めておりました。

そんな折、ステージの方がざわついています。何かと思ったら、トラブル発生!
電気系統のトラブルで、緞帳と反響板が動かないんです!幸い照明・音響は異常なし。
電気設備の業者さんも駆けつけてくれましたが、原因がわからずです。

私どもの演奏会は、曲と曲の間は緞帳を下ろし、楽器の入れ替えや配置の確認、調絃の確認などを行います。ですが、その緞帳が動かないということで、幕間はステージの照明を少し落としてそういった作業を行いました。声をひそめながら並びの指示出しをしたり、調絃の確認も音を小さくしたりと、ちょっとやりにくかったですね。でも、客席にいたてつこさんは、「緞帳が閉まっていると退屈だったけど、開いていたから退屈しなかった」と言っており、「あー、そっかー」とも思ったものです。

また、反響板に関しては、マイクを使わない予定だったのですが、急遽マイクを使うこととなり、全曲目の責任者を周り、マイクの場所を決めていただき、それを会館の音響の方に伝えるといった作業も追加されました。

そういった対応をしたり、客演の方の応対をしたり、お弁当やお茶を出演曲ごとに仕分けしたりと、事務局はいろいろな仕事があります。さらに、出演したり担当している曲の調絃も行います。

演奏の方では、まず社中曲としてお弟子さんたちと「八千代獅子」を演奏。次に、担当した子供達の曲を舞台袖でハラハラしながら見ていました。最初の練習では、思う様に弾けなくて涙を流した子もいました。でも、この2ヶ月でとっても成長してくれ、すごく聞き応えのある演奏をしてくれました。心の底からほっとし、出演したみんなに会からお土産を渡しました。

そして最後の「編曲松竹梅」は、客演で今井尋也さんの鼓、浅沼春香さんのピッコロとフルートに入っていただき、総勢24名での華やかな演奏となりました。緞帳が閉まらないから、出演者が舞台袖にはけて良いのかわからず戸惑うという雰囲気は、ちょっと面白かったですね。

その後は、自分の片づけだったり、使った部屋の片付け、関係者へのお礼などをして、会場を後にしました。

帰宅後は、荷物整理やお金の計算、忘れ物の連絡など、いろいろな後処理。そんな中iPhoneの歩数を見てみると、11,000歩を超えているんです!朝一番からずーっと会館内にいたので、その中だけでそんなに歩いていたんですね。確かに、いろいろな部屋を行き来し、エレベーターに数えきれない回数乗った気がします。演奏会の途中で体が限界に近づいた感じもありましたが、夜はてつこさんと近所のお店に行きました。最初のビールがほんとうに美味しかったですね。

今日も、関係各所への連絡や必要な振込など、残務を行っております。

年内の箏曲関係の大きな行事はこれで終了です。12月は、来年のことを考えたりしたいと思います。

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