こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

しばらくの間、私のメインのお三味線が手元を離れていました。カンベリの修理です。

カンベリとは勘減りとも書き、お三味線の竿の表面にデコボコができてしまうことなんですね。それがひどくなったら、表面を綺麗に平らにしてもらいます。

お三味線は左手で絃を押さえて音を出しますが、かなりの強い力で抑えています。なので、糸と指の圧力で竿の表面にデコボコができてしまうんですね。

「この間なおしたばっかりなのにー」と思っていたら、記録を見たらもう4年半経っていました。

左手で絃を押さえる場所はいくつかの呼び方があり、私たちは「ツボ」と呼んでいます。でも「勘所」呼ぶ方もいらっしゃいます。勘所が減るから「勘減り」というのだと思っています。


2025-01-12 17.32.07