こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

最近、私の感情が不安定になる様なことが少しありました。最初は動揺もしたし、それをどの様に受け止めたら良いかもわかりませんでした。

しかし、ある時ふとこの言葉を思い出したんです。
「過去と人は変えられないが、自分は変えられる」

起きてしまったことは変えられません。では、それは自分にとってどの様な意味がある出来事だったのか、ということを考えることはできます。その結論が、「自分を成長させるために必要なこと」ということです。もう少し具体的に言うと、受け入れるために自分の器を大きくし、精神的な余裕をもつこと。

それに気づき意識してみると、普段の会話や声の出し方、所作なども何となく落ち着いて来たことを感じます。

そうなると、門人さんたちへのお稽古の話し方も変わってくるし、今日は自分の芸にも良い影響が出ていることがわかりました。

余裕があることによって、曲の味わいを感じることができ、よりそれを表現しようとするんですね。今日、お三味線の地唄古典曲を弾いていて、作詞者や作曲者のイメージがより鮮明に見える気がしました。

やはり、経験が、人間を成長させます。そして、学び続けることが大切ですね。


2025-05-28 14.33.10