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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

かねこ琴三絃楽器店

21 3月

ハイブリッドエレキ箏:その4

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、ハイブリッドエレキ箏でいろいろと遊んでみました。
前回は、録音の方法をいくつか試してみましたが、今日はそこにエフェクターを入れてみました。

また、Macについているソフト、GarageBandも試してみたので、合わせてお話をさせていただきます。

システムの構成は、
ハイブリッドエレキ箏 → バッファー → エフェクター → USBオーディオインターフェース → MacBookAir 
となっています。


一部、コンデンサーマイクを併用した録音もあります。
説明があるファイル以外は、QuickTimePlayerを使って録音をしております。

・その7:まずは、「さくらさくら」をラインとコンデンサマイクを併用した録音です。こちらからお聴きください。

・その8:次に「六段の調」の初段を、ラインとコンデンサマイクを併用して録音しました。こちらからお聴き下さい。

・その9:ここからがエフェクターの出番で、「メタル」です。最初が「さくら」で、途中から「六段の調」になります。お箏の後押し(右手の爪で音を出した後に左手で押してをして、余韻の音を上げる)が、「キュイーン」となっていて、エレキギターみたいになっています。こちらからお聴きください。

以下、エフェクターでいろいろと音を変えてみた音源です。
その10
その11

・その12:次は、「heavy」というバージョンなのですが、途中で絃を叩いてみたり、爪の脇で糸を擦ったりする遊びも入れてみました。こちらからお聴きください。

・その13:「delay」という機能を使っています。こちらをお聴きください。

・その14:これは、「13」を弾いていたときに、「これ、和音でやったらどうなんだろう??と思い、ある曲の一部で和音で「さくら」のメロディを表現している部分があるので、そこを「delay」で弾いてみました。こちらからお聴きください。なんか、幻想的というかなかなかカオスになってきていますね。「delay」は、次の音を弾くタイミングがわかんなくなってきます、、、

・その15:ちなみに、「14」は、エフェクターをかけないオリジナルは、この様になっています(録音は別々に弾きました)。

・その16:「autoriff」です。「さくら」のはずですが、もうわかりません(笑)こちらからお聴きください。途中で、「どうしようかな?」って迷っている間があります(笑)

・その17:これは、曲やメロディを弾いていません。ペダルを使いました。弾いた後の、余韻のボリュームをペダルを使って大きくしたり小さくしたりしています。途中で一回、弾き直しています。こちらからお聴きください。

・その18:これは、「六段の調」初段の一部の多重録音です。「GaregeBand」を使いました。最初に「本手」を録音し、それを聴きながら替手を録音し、一人で合奏してみました。こちらからお聴きください。

ここまで4回のシリーズをやってみて、「ハイブリッドエレキ箏」でどんなことができるかの概略がわかってきました。

また、どんな機械が必要なのかもわかってきました。

ただ、ここまでは音の調整はしておりません。なので、電子音ちっくであったりする部分もあります。今後の研究ですが、ミキサーなどを使って、どんな音を作っていくのかというのが、次の段階になります。

「六段の調」の多重録音をしてみましたが、やっぱり合奏は相手がいるのがいいですね。音のやりとりとか、間や空気の作り方は、やはり、相手がいてできるものです。



 
14 3月

ハイブリッドエレキ箏

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今回、新しいお箏を導入しました。

なんと、「ハイブリットエレキ箏」なんです!

なにがハイブリットかというと、普通のお箏としての機能と、エフェクターやアンプに接続できる「エレキ箏」としての機能を両立させています。

IMG_4837

お箏の裏にケーブルを接続できるようになっています。

IMG_4838 2


そして、このケーブルを、アンプやエフェクターに繋げればいいんですね。
バッファーが付属しているので、必要であればバッファーも経由できます。

大きな会場でマイクを使う場面でも、マイクは必要ありません。

また、USBオーディオインターフェースなどを使えば、音をパソコンなどに取り込むことができ、録音などもかなり楽になります。

ただ、まだ不慣れなので、爪が糸に当たる音を拾ってしまったり、どのあたりでどの程度の力で弾いたら効果的なのか、まだ試行錯誤です。

そして、アンプやエフェクターといった機会に不慣れなので、その面も勉強も必要です。

お箏の活用場面を広げてくれる可能性をもっていると感じています!

紹介動画を作ってみたので、どうぞご覧ください。


 
15 2月

令和華伝ライブ

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

先日、「令和華伝」という女性4人組ユニットのライブに出演させていただきました。

令和華伝は、「美しい日本を世界へ発信する」というコンセプトを掲げており、着物と袴の衣装で、歌い、踊ります。

今回の会場は、表参道近くの銕仙会の能舞台でした。

また、「神楽無双」という和楽器を中心としたユニットや、武学座という武の美を表現するみなさんともご一緒させていただきました。

若いみなさんと一緒に盛り上がる演奏というのは、私もテンションが上がります。
普段とは異なる雰囲気の演奏で、楽しさもある時間となりました。

また、今回のライブの私のポイントとしては、「エレキ箏」を使ったことですね。

このライブは他の音源なども同時に使うので、生音ではなく、音響さんが入ってスピーカーから音を出します。 

通常、そういう場合はお箏を弾いた音をマイクで拾い、スピーカーから音を出します。

今回は先日も紹介したかねこ箏三絃楽器店さんのご尽力で、「エレキ箏」を使いました。

お箏から直接アンプやエフェクターに接続することができます。

ですので、音響さんの調整の幅が広がり、音のロスも少なく、舞台上にはマイクスタンドもいりません。

今回は、お箏の演奏者が私ともう一人いらっしゃり、二人で4面の「エレキ箏」を使いました。

一つの舞台で、こんなにも多くのエレキ箏が使われたのは、初めてではないでしょうか。

このエレキ箏、ベースは普通のお箏ですので、演奏の違和感はもちろんありません。

例えば、パーティー演奏や屋外の演奏、配信や録音、そんな時に活躍するでしょう。ですので、今後の私たちにには、必要なアイテムになって来るかもしれません。

また、音響機器の知識も必要になってきますね。

私にとって、芸能界関係のお仕事、エレキ箏の演奏という、新しい経験をさせていただきました。

リハーサル時の写真です。
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尺八の元永拓さんと、津軽三味線の柴田雅人さん。

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9 2月

エレキ箏を演奏

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

先日、SNSにこの写真をアップしたら、「いいね」やコメントなどをたくさんいただきました。

2021-02-08 20.03.30


この「エレキ箏」とは何かというと、普通のお箏を改造して、アンプなどに繋げる様になっています。
お世話になっている、「かねこ琴三絃楽器店」さんが、いろいろ試行錯誤をして開発をしました。 

で、なぜ私の手元にあるかというと、「エレキ箏」を使う演奏のお話をいただいていており、その準備のためです。

お箏を普通に弾く時と異なる感覚に慣れる必要があるので、本番までの間にお借りして、練習しています。

そして、その演奏の本番が、ライブ配信されます。

こちらをご覧になってください! 
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