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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

アーツ前橋

15 1月

面白くなってきた前橋のまちなか

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

昨日1月14日の夜は、最近の前橋らしい時間となりました。

まずは、アーツ前橋内にあるロブソンコーヒーで開催された、
「ティーンと大人のためのファッション講座/前橋とシルク/シルクの新しい可能性」に参加してきました。

主催の一人であるFashion Studiesの篠崎さんは高校の後輩。そして今回は4名の登壇者がそれぞれの立場でシルクをテーマとしてプレゼンを行いました。一人目は、前橋の歴史とシルクの関わり、二人目は和服の世界でのシルクの現状と新しい取り組み、3人目は群馬県蚕糸技術センターの研究内容や新しい光る絹糸の開発の取り組み、4人目は桐生市のまちづくりと養蚕のプロジェクトといった内容です。この講座については、今日1月15日の上毛新聞や、前橋新聞めぶくのサイトにも取り上げられています。

シルクをテーマとして、多面的に群馬や前橋を語る、とっても面白い講座で、とても勉強になりました。

そして、講座終了後は知り合いの参加者数名で中央通りの「月の鐘」に行き、カレーを食べながら講座内容やみんなで進めているプロジェクトについて語り合いました。そうしたらちょうど、篠崎さんと登壇者の一人も来店。

この夜の流れをまとめると、こういう感じです。
・アート作品に囲まれたカフェスペースで、地元関係者で知を共有。
・歩いていける話題のレストランでみんなで食事をして語り合う。

ここで私が言いたいことは、こういう流れがようやく前橋のまちなかでできる様になってきなということなんです。

地元関係者が得た知見を共有や表現し、それをみんなが享受する。そして、その後楽しい時間を楽しむ。そういう人の力と点が、線でつながってきたんです。

あとは、音楽という見地から言えば、音楽に携わる人がもっと表現できる場所がほしいんですね。そういう動きも始まってきました。

前橋のまちなかは、面白くなってきています!





9 12月

まえばしCITYエフエムでアーツ前橋のことをおしゃべり

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、前橋市中心商店街協同組合の広報委員として、まえばしCITYエフエムに出演してきました。

普段は広報委員の先輩が出演しているのですが、今回はその方が所用で出演できないので、代打が回ってきたのです。

私がお話をしたのは、現在アーツ前橋で開催されている2つの企画のこと。
それは、
「萩原朔太郎大全2022ー朔太郎と写真ー」
「潜在景色」
です。


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私が実際に見て、思ったこと・感じたことをお話しさせていただきました。
番組パーソナリティの横山麻衣さんもすでにご覧になっており、また参加しているアーティストが番組に来ているということで、私が知らない情報なども追加して下さいました。

これらの企画、私の想像力をいろいろ掻き立てられるものがあります。
そんな素晴らしい時間と空間が身近にある前橋のまちなか、ぜひお出で下さい!

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27 11月

前橋らしいまちづくり

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

昨日11月26日、「アーツ前橋」内のロブソンコーヒーで開催された「ミュージアムカフェの放課後」に参加してきました。


それは、「アートとまちづくり」についてパネリストがおしゃべりしているのを聞くという企画です。

しゃべる人は、前橋国際大学教授の奥田先生(心理学)、建築家の木暮さん、ロブソンコーヒーオーナーの山本さん、群馬高校生会議代表の大矢さん。そして、話を聞く人が、マチスタントの田中さん。

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アートとは何か、そして前橋のまちづくりとの関係などについて話をするのを、参加者がコーヒーを飲みながら聞くという内容です。 


その中で、私が漠然と感じていたことが、しゃべる人のお話により言語化されていき、自分の思考が整理されてきました。


昨日のお話のいくつかのポイント

・前橋は適度な不便さや行きにくさがあるが、まちなかにはなんでもあり、そのまちのサイズ感がいい。

・アーティストが身近にいて、会える町。

・100メートルあれば誰かと挨拶ができる。

・一人と知り合えば、人がつながっていく。


私は、音楽というその時でなければ触れられないものに携わる者として、どうすれば継続的に常にまちづくりにかかわれるのかを考えているますが、なかなか答えが出ません。

彫刻・絵画・写真などは展示しておけばいつでも触れることができます。しかし、音楽はコンサートの時間においでいただかかなければなりません。それに、継続的に頻繁に開催するというのはなかなか大変です。

今私ができることは、中心協の広報委員としてFacebookやInstagramを更新したり、まちなかのお店やイベントを紹介したり、そして本業に関係することといえば、年に1回の「前橋まちなか音楽祭」を運営することです。

その中で、今日は「TinyMarket」に行ってきました。
毎月最終日曜日に開催される小さなマーケット。
大きなイベントもいいけど、だれも疲れない、大変な思いをしないイベントであれば、継続して開催できます。

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こういうことを行う人が徐々に増えたり、素敵なお店が少しづつ増えてきています。そんなやり方が、前橋のまちづくりなのかな。 
5 9月

前橋まちなかの将来像

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日、知人と会話をしていて、いろいろ考えたことを少し。

前橋のまちなかは、ご多分にもれず最盛期に比べてればちょっと寂しい状況になっていて、おまけにコロナ禍でさらに人通りが減っております。

そんな中、いろいろな志ある人たちが、まちづくりや活性化のために動いております。では、前橋のまちなかがどんな街を目指すべきか、ということが、今日話題になりました。

私の考えは、「文化と自然」です。

例えば、都内の繁華街の様に、若い人たちが集まる様な街では、前橋らしい街にはなりません。

前橋には、一つは「萩原朔太郎」が残してくれた遺産があります。
生家の建物がまちなかに移築され、前橋文学館もあります。
さらに、実際に朔太郎が歩いたり飲んだりしていた地域でもあります。

昨年12月には、「白井屋ホテル」がオープンし、アートという観点から注目すべきスポットです。

「アーツ前橋」もあり、さらには空き店舗などにクリエーターなどが集まっているスポットもあります。

さらに将来的には、前橋市立図書館も、まちなかにやってきます。

こんなに文化的な特徴が集まっているんです。

そして、まちの中には広瀬川が流れ、その周囲には大きな木々が植えられています。そして、馬場川も歩道と並行して流れ、その周りがこれから再整備されてきます。

これが、「自然」の軸になるでしょう。

そして、前橋のまちなかには、チェーン店はほとんどありません。
逆に言えば、個性的な個人ががんばっているお店が集まっているということなんです!

そういった、「文化と自然」を軸に、ゆっくりとのんびりと散策でき、個性ある個人のお店を楽しむ、そんな街がいいですね。 
28 10月

岡本太郎と「今日の芸術」を見てきました

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。

今日10月28日、お昼過ぎに演奏の仕事が終了し、久し振りに午後はOFFにしてみました。
妻鉄子と一緒に、アーツ前橋で開催中の『岡本太郎と「今日の芸術」』を訪問。

1954年に岡本太郎が発表してベストセラーとなった著作「今日の芸術」に沿った展示となっております。
本の各章のエッセンスを解説し、代表的な文章を紹介し、それに関連した岡本太郎の作品や写真、収集したものなどを展示しています。

それにより、岡本太郎の理念や影響された風土・習俗を感じ、それらを咀嚼した岡本太郎作品にどうつながるかを、体感することができます。
 

正直なところ、今まで岡本太郎のことを、しっかりと、かつ系統的に見たり考えたことはありませんでした。「太陽の塔」の写真や模型、前橋に最近やってきた「太陽の鐘」などを見てはいましたが、その創作の背景や想いは知りませんでした。

今回の展示を見ることにより、私の中に岡本太郎の内在的基本論理が入ってきて、作品の感じ方も変わり、岡本太郎が身近になりました。

岡本太郎が影響を受けたのは、形式や洗練が生まれる前の、もっと原始的な、素の人間のエネルギー。現代において、自分の内なるエネルギーを表現し、見た人に衝撃を与え、生活を変える。それが芸術で、キレイで整っている必要はないんです。

そうすると、岡本太郎の作品の中の太い線の力が、彼自身のエネルギーに感じられます。だけど、それがなにをいいたいのかは、わからないし、わからなくていいんだと思います。それは頭で考えるものでなく、見たときに私の心の中に感じた、ドロドロした黒い力、なんとなく胃袋の中がぞわぞわする様な感覚、それを感じればいいのではないでしょうか。

では、音楽とは何なのか。特に、自分のオリジナルではなく、先人達の曲を演奏するということは、自分の内なる想いとどう重なるのか、それをもっと突き詰めなければ。

展示の詳細はこちらから。


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新聞紙とガムテープでできた作品。(ここだけは撮影可能でした)

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見終わった後、妻鉄子と。

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 首の角度が違った!
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