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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

三味線

25 2月

楽譜の変換

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今度、今までに勉強していないお三味線の曲を弾きます。
「端歌」というジャンルの曲です。

楽譜を取り寄せたのですが、 「文化譜」とうタイプの横書きの楽譜で、
私が普段使っている縦書きの楽譜と違うんですね。

縦と横の違いならなんとかなるのですが、
左手で押さえるツボ(勘所)の数字が1つずれていたり、
いろいろ違うところがあるので、 手書きで変換します。

短い曲なので、すぐにできましたが、長い曲だと泣きそうになります(笑)


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6 10月

お箏やお三味線を買うこと

こんにちは。群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は、お箏やお三味線を買うことについて、私の考えをお話しさせていただきます。

お箏やお三味線に興味のある方が最初に思うことは、「どこで楽器や道具を買えばいいんだろう?」ということだと思います。

今の方ですと、ネットで検索をしたり、ネットができない方でも電話帳を見たりするでしょう。

ネットで検索をすると、ネットで楽器を販売しているサイト、ヤフオクやメルカリなどに出品されている中古品 などが見つかると思います。でも、どれを買ったら良いかわからないのではないでしょうか?

また、最近は和楽器店の専門店もホームページを持っていることもありますが、自宅から遠かったりします。

電話帳を見ても、和楽器店がなかったり、自宅の近くになかったりします。

ただ、私は何も知識がない方が、ネットなどで楽器を購入することは、あまりお勧めしません。
とくにヤフオクやメルカリは、もともとどういう楽器が、その後どの様に扱われて来たのか不明なので、知識のない方は、避けておいた方が無難です。

お箏は、楽器によって特徴があります。
そして、弾く人にも、年齢や性別、体格や力の有無などの特徴があります。

例えば、あまり力の強くないお子さんが、力が強い人向きの楽器を手に入れてしまったら、良い音が出なく、楽器を弾くことが楽しくなくなってしまいます。

またお三味線は、ジャンルによってお三味線や撥の種類が違って来ます。
そのことを知らず、「三味線やりたい!」というだけで、違った種類の三味線を買ってしまったというパターンをたまに見かけます。

では、どうしたら良いかというと、楽器の入手方法を見つけるのではなく、先生を見つけることが先です。

門人さんを持っており、いつもお稽古をしている先生であれば、それぞれ楽器屋さんとお付き合いがあります。

また、その方の体格や特徴を見て、予算に合わせてどんな楽器が良いのかを考えてくださいます。場合によっては、中古やレンタルを準備してくださる先生もいらっしゃるでしょう。

お三味線の場合は、どの種類のお三味線を希望しているのかを聞き出してくれて、場合によってはお付き合いのある、そのジャンルの先生を紹介して下さいます。 

言ってみれば、そういう時に先生は、まだわからない方の水先案内人になってくださって、さまざまなことを検討し、その方に合った楽器を考えてくださいます。

そういった手助けなしに楽器を買うのは、知らない地球の裏側の土地で、地図もスマホもなしに目隠しをして落とし穴だらけの街を歩く様なものです。

「じゃあ、先生はどうやって見つけるの?」という疑問が次に湧いて来ます。
それがこの業界の今の課題の一つですが、これを見ている方は、まずは私にご連絡下さい。
遠隔地の方でも、紹介できる方がいらっしゃるかもしれません。 

※一部修正しました。 
21 7月

桐生にある三線カフェに行ってきました

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は月に数回ある桐生教室の日。
少し早めに桐生に向かい、ある場所に寄ってきました。

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大きな店名看板とかはありませんが、黒板をよーく見てみると、

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 「三線cafe」の文字が!

そうなんです、こちらは三線を体験できるカフェなんですね。
三線は、私どもが弾いているお三味線のご先祖様。
一度は手にしてみたかったんです。

店内には、いくつも三線が並んでいました。


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材料や、皮の貼り方の違いなどを教えていただきました。
また、ツボの呼び方や弾き方などもちょっとお伺いしました。

やはり、当たり前ですが、沖縄らしいのどかな味がある音がしますね。

でも、ツボによっては、綺麗な音を出すのが難しい!

気軽に三線の体験もできますし、三線の販売も行っています。

三線に興味のある方は、ぜひ行ってみてください!

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14 7月

マルチな顔を持つマスターの三味線が弾けるカフェ

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

先日、天川大島町の国道50号沿いにある、「藤豆珈琲」さんにお伺いしました。


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知人から情報が入ったり、Facebookでも訪問した様子を知人が投稿しておりました。
どうやら、三味線カフェの様だとの情報。

行ってみると、入り口の張り紙には、「副住職」との記載が。
「え??」

お店のドアを開けると、ほんのりと甘さのあるコーヒーの香りが。

カウンターの周りの様子は、ザ・昭和!


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店内の張り紙には、「日本舞踊」の文字が。

さらに、カウンターの前にはお三味線が一挺おかれ、奥の方には、お三味線のケースが立て掛けてあります。

マスターといろいろお話をしていると、お父様が住職をされている渋川のお寺の副住職で、中学生の頃から日本舞踊とお三味線をされているとのこと。さらに、アクアフィットネスのインストラクターもされていて、さらに焙煎士で、コーヒーの専門店をオープンされたと、、、

さらにさらに、クレープの注文も受けており、そのうちガレットなんかも出したいとのこと。

一体何者!!(笑)

そんなマスターとおしゃべりをして、苦味のしっかりとしたコーヒーを味わいました。

群馬で芸事をしている者同士の輪が、また一つ大きくなりました。

ーお店の情報ー
藤豆珈琲
前橋市天川大島町1-3-15
ユニクロの東隣です。
駐車場は、「ホテルルカ」さんをお使いください。 

営業時間11時〜18時/木曜定休日 
(月曜日は15時までの営業)
@fujimame_crepe 

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3 7月

お三味線の撥

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

下の写真は、私が持っているお三味線の撥のうち、私が比較的日常的に使っている撥です。


 2021-06-30 18.03.02

お三味線の撥の中では、「七八」というサイズの「津山撥」という分類になります。

この2つの撥は、持つところがプラスチックで、先が鼈甲というところは共通で、大きさもほぼ同じなのですが、若干違いがあります。

左の撥
・重さが280gほどあある。
・持つところが若干太い。
・響く音が出るが、若干音が硬い。
・撥先が二枚甲。

右の撥
・重さは250gほど。
・持ちやすい。
・柔らかい音が出るが、左の撥よりも響かない。
・撥先が一枚甲で、しなりが良い。

撥先の鼈甲は、一枚甲の方が品質が良いものとされています。

持ちやすくて柔らかい音がでるのは右の撥なのですが、しっかりとした音が出るのは左の撥なんですね。
まあ、私の技術的なことは、置いておき、、、

さらに、本番用の撥の重さが約250gなもので、持ち替えた時に、右の撥との方が重さの差がなく、違和感がありません。

こういった、道具の追求というのは、きりがないのでしょう。

ただ、普段用も、手元が象牙になっている撥がいつかはほしいですね。
プラスチックよりも象牙の方が、持った時の感触がいいのです。


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