こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。
今日、上毛新聞が記事にしてくれましたが、昨日前橋市議会議長を訪問し、前橋テルサに関する要望書を提出しました。
訪問した市民有志は7名で、中心商店街の有志・建築関係者の有志・音楽関係者の有志によるものです。私は、中心商店街と音楽関係者の両方になるのかな。
要望事項は、下記の項目です。
1:前橋テルサ存続へ向けた検証、及び当該地の長期的な活用方法のビジョンを示すこと。
2:事業者公募の方法を再検討すること。
3:市民の声を聞き、経過説明をして決定すること。
4:解体費や改修費などの根拠を市民へ情報開示すべき。
5:市内文化施設の不足を考慮した判断を求める。
音楽関係の私の立場としては、群馬県民会館が来年度の予約受付を停止しており、前橋テルサが閉館となりました。その結果として、前橋市民文化会館の競争率が上がり、なかなかホールの予約がとれない状況になります。したがって、多くの音楽関係者やホールの利用希望者がホールを使う活動ができない状態になっています。
また、その前橋市民文化会館も数年後には改修工事の予定があり、そうなると、前橋市内にきちんとしたホールが存在しない状態が生まれることになります。
前橋テルサはレストランやホテルもあり、打ち上げを行ったり、遠くの方には宿泊をしていただいたりと、使い勝手もいい施設でした。また、来館者がまちなかに食事に出たりするなど、まちなかの活性化にも資する施設なんです。
他の参加者からは、法定耐用年数が65年あり、その半分にも行っていない。なのに、大きな金額をかけて解体した場合は、更地の土地の価格の価値しか残らないといことが数字を示して説明されました。また、同様の建物を今作った場合のコストと、必要な改修工事を行なったコストも説明がなされ、その上で、解体ありきではない検討をしてほしいとの要望がされております。
さらには、グラウンドデザインを行い、その中でまちなかやテルサの位置付けをしっかりするという提案もありました。
我々の動きは蟷螂の斧かもしれませんが、最近の行政のものごとの決定は、いつの間にか決まっていて、その決定の理論が「お金がかかる」ということが多いと感じています。
また、前橋市は文化に対する認識がとても低く、「前橋に対してはあきらめている」という発言も聞こえてきたことがあります。
県民会館の問題も、前橋テルサの件も、行政の大きな方向性(グラウンドデザインなど)と文化に対する関心の低さが大元にあるような感じがしております。
文化、とくに音楽は目に見えないものです。しかし、命の存続に関わる本能の部分ではない、目に見えない部分に価値を見出すのが、人間だと思います。その人間の本質の部分を大切にしたい、と私は考えております。
今日、上毛新聞が記事にしてくれましたが、昨日前橋市議会議長を訪問し、前橋テルサに関する要望書を提出しました。
訪問した市民有志は7名で、中心商店街の有志・建築関係者の有志・音楽関係者の有志によるものです。私は、中心商店街と音楽関係者の両方になるのかな。
要望事項は、下記の項目です。
1:前橋テルサ存続へ向けた検証、及び当該地の長期的な活用方法のビジョンを示すこと。
2:事業者公募の方法を再検討すること。
3:市民の声を聞き、経過説明をして決定すること。
4:解体費や改修費などの根拠を市民へ情報開示すべき。
5:市内文化施設の不足を考慮した判断を求める。
音楽関係の私の立場としては、群馬県民会館が来年度の予約受付を停止しており、前橋テルサが閉館となりました。その結果として、前橋市民文化会館の競争率が上がり、なかなかホールの予約がとれない状況になります。したがって、多くの音楽関係者やホールの利用希望者がホールを使う活動ができない状態になっています。
また、その前橋市民文化会館も数年後には改修工事の予定があり、そうなると、前橋市内にきちんとしたホールが存在しない状態が生まれることになります。
前橋テルサはレストランやホテルもあり、打ち上げを行ったり、遠くの方には宿泊をしていただいたりと、使い勝手もいい施設でした。また、来館者がまちなかに食事に出たりするなど、まちなかの活性化にも資する施設なんです。
他の参加者からは、法定耐用年数が65年あり、その半分にも行っていない。なのに、大きな金額をかけて解体した場合は、更地の土地の価格の価値しか残らないといことが数字を示して説明されました。また、同様の建物を今作った場合のコストと、必要な改修工事を行なったコストも説明がなされ、その上で、解体ありきではない検討をしてほしいとの要望がされております。
さらには、グラウンドデザインを行い、その中でまちなかやテルサの位置付けをしっかりするという提案もありました。
我々の動きは蟷螂の斧かもしれませんが、最近の行政のものごとの決定は、いつの間にか決まっていて、その決定の理論が「お金がかかる」ということが多いと感じています。
また、前橋市は文化に対する認識がとても低く、「前橋に対してはあきらめている」という発言も聞こえてきたことがあります。
県民会館の問題も、前橋テルサの件も、行政の大きな方向性(グラウンドデザインなど)と文化に対する関心の低さが大元にあるような感じがしております。
文化、とくに音楽は目に見えないものです。しかし、命の存続に関わる本能の部分ではない、目に見えない部分に価値を見出すのが、人間だと思います。その人間の本質の部分を大切にしたい、と私は考えております。