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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

茶音頭

26 11月

温故和楽会定期演奏会の報告その2

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

11月23日の温故和楽会第81回定期演奏会の写真が届きましたので、改めて報告させていただきます。

出演曲は3曲。まずは「編曲八千代獅子」。
この曲は4月20日に東京国際フォーラムで開催された、宮城道雄先生の生誕130周年記念演奏会で演奏した曲で、メンバーもほぼそのままとなっています。十七絃のパートを演奏。大人数で賑やかで華やいだ演奏となりました。

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2曲目は「地唄茶音頭」。
立ち方の若柳糸昭さんの踊りに合わせた地方として、お三味線を弾きました。
大ホールの舞台で一人でお三味線を弾く機会というのはなかなかなく、大変貴重な体験をさせていただきました。

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そして3曲目は「秋の庭」。
私の門人さんや手伝って下さった先輩との「社中曲」です。
みなさん個人のお稽古と、何回もの合奏練習をしての舞台となり、その成果が出たことと思います。

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3曲の演奏の合間に運営のことや、タイムスケジュールの管理など多くのことを行い、この日会場内で1万歩以上歩いておりました。そして、体重も1kg減ってた!

温故和楽会としては、初めての大ホールだったので、運営等に改善点もあると思います。それは、今後に繋げていければと考えています。

充実感を感じた1日でした。
22 11月

23日は温故和楽会定期演奏会

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

明日11月23日は、温故和楽会の定期演奏会です。

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出演曲は3曲です。

1:編曲八千代獅子(十七絃)
この曲は、東京国際フォーラムで開催された今年の箏曲宮城会全国演奏会で演奏した曲で、出演者もほぼ同じです。

4:地唄茶音頭(地方・三絃)
踊りの方の地方として演奏させていただきます。

11:秋の庭(三絃)
社中曲です。門人さんたちと出演します。

今まで、事務局長として準備に取り組んだり、また練習に励んできました。明日も1日バタバタしていると思います。

入場無料です。お気軽にご来場ください。
29 4月

白井屋ホテルでの「茶の湯と三味線・箏の調べ」

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

今日は白井屋ホテルでの、「茶の湯と三味線・箏の調べ」で演奏をさせていただきました。前橋駅近くの茶道具店「にしかわ」さんのプロデュースです。

今回の企画は、お客様は大きく分けて3つの内容を楽しむことができます。
一つは、白井屋ホテルの「the LOUNGE」でのランチ。
次は、白井屋ホテル内の茶室でのお抹茶と、演奏。
そして三つ目がお箏の演奏です。

茶室でのお抹茶と演奏では、お茶のお手前と同時に、私がお三味線で「茶音頭」を演奏しました。ちょうど茶筅を振るタイミングでスクイが連続するところとなり、そこが面白いという感想をいただきました。


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また、今日のお菓子は佐賀県の「ちくし琴」という、お箏を模ったお菓子です。

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床の間には、琵琶の形をした設えが。こういうのがお茶会の面白いところですね。

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その後はお箏を聴いていただきました。
約30分で3曲、江戸時代の曲・昭和の曲・平成の曲と、時代を昔から現代に近づけ、音や曲調の変化を楽しんでいただける構成としました。
和室の中なので、お客様と私の距離が近く、お客様の息遣いが伝わってきます。ですので、曲の解説も反応がよくわかり、話しがしやすかったですね。


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今回は和服のお客様も多く、日本文化の美しさ、そして楽しさを実感していただけたのではないでしょうか。

こういった企画、とってもいいですね!


30 3月

4月29日白井屋ホテルで「茶の湯と三味線・箏の調べ」を行います

こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家、鈴木創です。

来る4月29日、世界的に話題となってる白井屋ホテルで、「茶の湯と三味線・箏の調べ」を開催します。

・茶室でお三味線の「茶音頭」に合わせたお茶のお手前と、お箏の演奏
・白井屋ホテルの「the LOUNGE」でランチ
を楽しめます。

お三味線とお箏の演奏は、私が担当させていただきます。

3回に分かれての開催で、
1:11時30分から茶室、12時30分からランチ
2:11時30分からランチ、12時30から茶室
3:12時30からランチ、13時30分から茶室
となっております。

各回10人までで、すでに「1」は満席となってしまっております。

料金は5,000円。お申し込みは、私に連絡をいただくか、企画をされている「にしかわ茶道具」さんにご連絡してください。電話:027-221-9944

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12 11月

お茶会から学んだこと

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

先日11月10日、前橋市敷島町の讃岐うどんと創作料理のお店、「賀門」さんで開催された、「銀杏の会」にゲストとして参加させていただきました。

銀杏の会チラシ

(補足:この「銀杏の会」ですが、ホームページには日時と場所だけ記載させていただきましたが、その時点で申し込みが満席になっていたので、ブログでのお知らせはしておりません。) 

「銀杏の会」は、
第一部:お食事
第二部:お茶会
第三部:音楽を楽しむ

という構成になっており、私は第二部のお茶会でのBGM的な演奏と、第三部の演奏を担当させていただきました。ちなみに、第二部は「茶音頭」という曲を三絃で演奏いたしました。「茶音頭」は、元禄年間に作曲された曲で、男女の情愛をお茶の道具などに例えた歌詞となっております。

この日に学んだことが、二つありました。

一つ目:「ご馳走」「おもてなし」
 
食事・お茶会共に、この「銀杏の会」を企画されて当日お点前をされた塚越則子さんが中心となってご準備をされたのですが、準備や心配りが大変細部にまで行き渡っているのです。
例えば、
・食事で使っているお膳は、今回蔵の中から数十年ぶりに出し、 綺麗にした。
・設えにある柿や銀杏の葉などは、木がたくさん生えているところに行き、探した。
・銀杏の柄があるお茶碗は、わざわざ探して京都から取り寄せた。
・食事に使われている銀杏の形の練り物は、市場に行って探した。
などです。

お茶会の趣旨や季節にあった準備を整え、お客様に楽しんでいただくために、どれだけ時間や労力などをかけて準備されたのか、後で内々にお話をお伺いし、とても驚きました。 
そういう見えない準備があるからこそ、皆さんが楽しめる会が実現されているということを感じました。

「ご馳走」の本来の意味は、準備のためにいろいろ走り回り、美味しいものなどを準備すること、ということなのですが、その言葉の意味や、お客様に楽しんでいただきたいという「おもてなし」の心を学びました。 

二つ目:無駄のない段取りの大切さ

20名以上の方に食事やお茶を準備するには、大変たくさんの道具や食器などを準備する必要があります。それらの道具類は、塚越さんのご自宅などから持ってきて、賀門さんに運び込まなければなりません。

また、お客様へお膳をお出しする時の皆さんの動きを見ていると、準備をしている部屋にお膳やお皿などを置く段階で、お客様へお出しする時の動きを考えて配置されていることがわかりました。
お膳にお茶や食べ物を乗せる順番や、お膳を運ぶ時に持つ向きも、お客様の前でスムーズにお出しできる様に、考えられていました。

さらに、お膳を下げる時も、お客様の席からバックヤードの部屋に行く間に、「ここで湯のみを下げ、ここで器を下げ、ここでお膳を置く」という流れがちゃんと成立しており、さらにはその流れが、後片付け道具類を箱にしまうまでの流れに繋がっていました。 

きちんと事前に流れを考え、準備をしておけば、無駄な時間や失敗を減らし、スムーズな進行を実現し、それがお客様への余裕ある対応に繋がるということなのだと思います。

私はけっこうせっかちなので、いつもセカセカしていて、その結果慌てて物を落としたりすることが多いのです。
今回の「銀杏の会」で学んだことを、生き方や芸の上でも生かして行きたいです。 
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