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箏曲家 鈴木創 公式ブログ「ことはじめ」

群馬県前橋市を拠点に活動する箏曲家鈴木創の公式ブログ「ことはじめ」です。

賀門

8 12月

来年の演奏予定を発表いたします

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

 

12月になり、寒さが増してきております。みなさま体調はいかがでしょうか?私も帰宅時の手洗いとうがいは欠かさず行い、風の予防に努めております。

 

来年、平成29年の自主企画の演奏予定がほぼまとまりましたので、発表させていただきます。各コンサートのチケット予約などは、改めてお伝えします。また、チケットの予約をホームページから行える様に、現在準備中です!

 

3月4日(土)きものでおことサロン

・場所:PLUS+アンカー(桐生市本町6丁目)

・昼の部:開場1330・開演1400・2,500円(ワンドリンク付き)

・夜の部:開場1700・開演1730・3,500円(終演後のパーティー付き、ドリンク別)

・出演:鈴木創(箏)・牧原笳童(尺八)
・予約お問い合わせ:PLUS+アンカー 080-1152-0083 

・毎月第一土曜日は、桐生市では骨董市と、「着物スタンプラリー」が行われます。そういった企画と連動した企画で、古民家を改築したカフェで、おことや三絃・尺八の音を楽しんでいただこうという内容です。PLUS+アンカーさんでは、「きもの女子会」などを開催されておりますが、参加者からは、「日本文化をもっと体験したい!」という声があるそうです。ですので、楽器の歴史や材質などの基本的な説明から、曲も有名な曲から古典・現代曲まで取り揃え、箏曲の全体を俯瞰できるようにしております。 

 

4月21日(金)「音が繋ぐ世界」ー春と朔太郎をうたうー

・場所:cosmiccafe&restaurant(前橋市小相木町756)

・時間:食事開始1800、開演1930

・料金:6,000円(食事・ワンドリンク付き)

・出演:鈴木創(箏)・高橋季絵(ソプラノ)・大竹温子(ヴァイオリン)

・前橋市の南部大橋の際に、隠れ家的なレストランがオープンしました。ひっそりとしているのですが、自然溢れる敷地にたたずむモダンな空間は、森にたたずむ都会のオアシス。庭からは、雄大な利根川と赤城山を眺めることができます。ライトアップされた庭を眺めながら、こだわりの料理に舌鼓を打ち、音楽をお楽しみください。箏とヴァイオリン、そしてソプラノの3人により、春や地元の詩人萩原朔太郎などをテーマにした曲を中心にお送りします。

 

9月3日(日)伊香保で夢二をうたう

・場所:松本楼別館「ぴのん」内「夢味亭」

・時間:開場15時・開演15時30分

・料金:3,000円(ケーキ・ドリンク付き)

・出演:鈴木創(箏)・高橋美緒(ピアノ)・高橋季絵(ソプラノ)

・大正ロマンを代表する芸術家、竹久夢二は、伊香保を愛し、そして、亡き人の面影を 重ねて榛名山を描きました。また、「榛名山美術研究所」設立構想に基づき、榛名湖畔にアトリエを設立。 夢二の誕生日の9月16日にちなみ、所縁の伊香保の地で、夢二や榛名・伊香保を中心とした曲を奏でます。「大正ロマン」にふさわしく、和洋の音を取り混ぜ、ソプラノ・ピアノ・箏の音をお届けし、会場も大正ロマンの雰囲気あふれる「夢味亭」です。

 
シリーズ:地唄箏曲を愉しむ 

昨日のブログにも書きましたが、来年は江戸時代に作曲された古典曲に力を入れてきます。さまざまな音が溢れる現代では、「わからない」「何を唄っているのかわからない」「眠くなる」などと言われることが多い古典曲ですが、100年以上受け継がれている曲には、日本人の心の根源に触れる魅力があると考えています。その魅力をお伝えしたいです。群馬県内の、前橋・高崎・桐生の三都市で「地唄箏曲を愉しむ」と題して開催します。

6月18日(日)山徳記念館(高崎市石原町)

8月24日(木)賀門(前橋市敷島町)

9月17日(日)PLUS+アンカー(桐生市本町)

※3会場は、同内容を予定しております。

私たちが携わっているお箏・三絃の元をたどると、京都や大阪の「お座敷芸」にその一つのルートがあり、「地唄」と呼ばれています。江戸時代に入り平和な時代となると、江戸で歌舞伎などが発展し、その伴奏として「長唄」が生まれ、華やかな舞台芸ができてきます。みなさんも、ステージの上に、唄・三絃・笛・鼓などのみなさんが並んだ華やかな演奏を聴いたことがあるかと思います。

私どもの流派で受け継いでいる「地唄」はお座敷芸の流れですので、どちらかというと、大きなホールよりも、小さな会場が適していると考えております。ですので、「地唄箏曲を愉しむ」は、庭園が綺麗な日本家屋や、古民家を改装した飲食店など、本来の「地唄」の距離感で音をお伝えできる会場としました。

 
歌詞の説明や曲の成り立ちなど、少しでも曲の魅力をお伝えできるよう、内容を工夫して行きます。また、それと同時に演奏の準備にも全力を尽くして行きます。ぜひ、地唄箏曲の音をお楽しみ下さい。
 

・各コンサートのチラシなどが完成しましたら、予約方法などを含め、改めてご案内差し上げます。

・出張演奏、随時受付中です!お気軽にお問い合わせ下さい。

・各種お問い合わせは、

  電話:027-212-7284

  メール:info@hajime-koto.jp

 

12 11月

お茶会から学んだこと

みなさんこんにちは。群馬県前橋市の 箏曲家 鈴木創 です。

先日11月10日、前橋市敷島町の讃岐うどんと創作料理のお店、「賀門」さんで開催された、「銀杏の会」にゲストとして参加させていただきました。

銀杏の会チラシ

(補足:この「銀杏の会」ですが、ホームページには日時と場所だけ記載させていただきましたが、その時点で申し込みが満席になっていたので、ブログでのお知らせはしておりません。) 

「銀杏の会」は、
第一部:お食事
第二部:お茶会
第三部:音楽を楽しむ

という構成になっており、私は第二部のお茶会でのBGM的な演奏と、第三部の演奏を担当させていただきました。ちなみに、第二部は「茶音頭」という曲を三絃で演奏いたしました。「茶音頭」は、元禄年間に作曲された曲で、男女の情愛をお茶の道具などに例えた歌詞となっております。

この日に学んだことが、二つありました。

一つ目:「ご馳走」「おもてなし」
 
食事・お茶会共に、この「銀杏の会」を企画されて当日お点前をされた塚越則子さんが中心となってご準備をされたのですが、準備や心配りが大変細部にまで行き渡っているのです。
例えば、
・食事で使っているお膳は、今回蔵の中から数十年ぶりに出し、 綺麗にした。
・設えにある柿や銀杏の葉などは、木がたくさん生えているところに行き、探した。
・銀杏の柄があるお茶碗は、わざわざ探して京都から取り寄せた。
・食事に使われている銀杏の形の練り物は、市場に行って探した。
などです。

お茶会の趣旨や季節にあった準備を整え、お客様に楽しんでいただくために、どれだけ時間や労力などをかけて準備されたのか、後で内々にお話をお伺いし、とても驚きました。 
そういう見えない準備があるからこそ、皆さんが楽しめる会が実現されているということを感じました。

「ご馳走」の本来の意味は、準備のためにいろいろ走り回り、美味しいものなどを準備すること、ということなのですが、その言葉の意味や、お客様に楽しんでいただきたいという「おもてなし」の心を学びました。 

二つ目:無駄のない段取りの大切さ

20名以上の方に食事やお茶を準備するには、大変たくさんの道具や食器などを準備する必要があります。それらの道具類は、塚越さんのご自宅などから持ってきて、賀門さんに運び込まなければなりません。

また、お客様へお膳をお出しする時の皆さんの動きを見ていると、準備をしている部屋にお膳やお皿などを置く段階で、お客様へお出しする時の動きを考えて配置されていることがわかりました。
お膳にお茶や食べ物を乗せる順番や、お膳を運ぶ時に持つ向きも、お客様の前でスムーズにお出しできる様に、考えられていました。

さらに、お膳を下げる時も、お客様の席からバックヤードの部屋に行く間に、「ここで湯のみを下げ、ここで器を下げ、ここでお膳を置く」という流れがちゃんと成立しており、さらにはその流れが、後片付け道具類を箱にしまうまでの流れに繋がっていました。 

きちんと事前に流れを考え、準備をしておけば、無駄な時間や失敗を減らし、スムーズな進行を実現し、それがお客様への余裕ある対応に繋がるということなのだと思います。

私はけっこうせっかちなので、いつもセカセカしていて、その結果慌てて物を落としたりすることが多いのです。
今回の「銀杏の会」で学んだことを、生き方や芸の上でも生かして行きたいです。 
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