こんにちは。はじめちゃんこと、群馬県前橋市の箏曲家鈴木創です。
今、私の車は車検に出ています。
丸7年、3回目の車検です。
といっても私の手元にやってきたのは昨年の9月ですから、
私にとってこの車の初めての車検となります。

で、ヤナセさんから来た代車がこれ。

GLA220 4maticです。
最初の「GL」がSUVであることを表し、最後の「A」がAクラスの仲間であること表します。
ですので、私が乗るCクラスよりも小さい、Aクラスをベースに作ったSUV車ですね。
エンジンは2,000ccで、4輪駆動です。
登録は2020年1月で、走行距離は5,800km程度。
乗ってみた印象をいくつかお話ししたいと思います。
前提として、まったくの私の主観です。私は普段Cクラスに乗っていますので、車のクラスが一つ違います。また、GLAも2020年6月にモデルチェンジして日本に導入されていますので、今回の代車は、「一世代前」のモデルであることを、ご理解下さい。
全体的に、ちょっといまいち感があります。
まず、×な点をいくつか。
①シート・ペダル・ハンドルの調整が上手くいきません。
アクセルペダルとブレーキペダルの段差が大きく、ブレーキペダルに合わせてシート位置を調整すると、ハンドルを一番手前にしても、私にはハンドルが遠く感じます。
逆にハンドルに合わせてシート位置を調整すると、ブレーキがかなり手前に感じ、足首の角度が不自然になります。
私のドライビングポジションは、かなりハンドルに近いのですが、いろいろ調整をしてみましたが、不自然さは解消できません。すでに右手の足首に少し痛みがあり、一週間程度乗り続けることに不安を感じています。
ですので今は、シートをかなり下げて、かつシートの前端を下げて 足首をあまり曲げなくても良い様にしています。かつ、ハンドルを一番手前まで引っ張っているのですが、それでもちょっと遠いので、通常よりも腕を伸ばす感じになり、腕が疲れます。
また、アクセルペダルからブレーキペダルに足を載せ替えようとすると、段差が大きいために、ブレーキペダルの右端に靴が引っかかることがあります。
②アクセルとエンジン
次にアクセルとエンジンの関係ですが、まずはアクセルペダルが私の好きなオルガン式ではなく、吊り下げ式です。なので、足の動きとアクセルペダルの動きが合致していません。さらに、アクセルペダルがかなり軽いです。そして、エンジン始動からしばらくのうちは低速域でのエンジンの反応が悪く、隔靴掻痒感があります。少し時間が経てば、スムーズになってきます。
エンジンの音ですが、けっこう盛大に室内に入ってきます。そしてその音がガソリンエンジンらしからぬドロドロした様な音です。ディーゼルかと思い、車検表を確認したほどです。
このGLAは運転モードを選ぶことができ、選んだモードによりシフトスケジュール・ハンドリングなどが変わるようです。「Comfort」で運転をしはじめ、「Sports」「Eco」などに変えてみましたが、「Comfort」で充分と思います。「Sports」にすると、ただでさえドロドロしているエンジンの音が、更に一層室内に入ってきて、あまり心地よくありません。
③ハンドルのスポーク上のスイッチの位置
これは、運転中の操作にも影響するので、安全性に問題があるのではないでしょうか。
下の写真の様に、ハンドルのスポーク上に左右を選ぶボタンがあり、上下を選ぶボタンが、左を選ぶボタンの上下に配置されています。

このボタン、メーター内のディスプレイを見て操作をするのですが、上下を選ぶときにボタンの場所がわからず、ブラインドタッチが出来ませんでした。
一般的な工業製品は、OKや決定のボタンが真ん中にあり、その四方に各方向を選ぶボタンが配置されていると思います。
この配置には、とっても戸惑いました。
④装備の差
あとは、Aクラスベースということもあり、Cクラスにあある装備がなかったり、Cクラスが電動であるところが手動だったり、センターコンソールのパネルの質感がいまいちだったりという、Cクラスとの比較でコストがカットされているところが見受けられます。

例えばこのシート位置の調整、ヘッドレストの上下の調整は、Cクラスであればこのスイッチを操作すれば動きます。でもGLAは、 ヘッドレスト部分のパーツは動きません。ヘッドレストの高さは、手動で行います。
また、ハンドル位置やシート位置の自動調整ですが、Cクラスは降りるときにシートが下がってハンドルが上がり、逆に車に乗るときはメモリーした位置にハンドルやシートが動きますが、GLAにはその機能はありません。
他にもハンドルの位置調整が手動(Cクラスは電動)だったりと、そこかしこに装備の差を感じます。
下の写真2枚は、パネルやスイッチ類の拡大ですが、やはり質感などに差を感じます。(比較対象の写真がなくて申し訳ありません、、、)


⑤すべてに軽く仕上がっている
車全体の仕立てが「軽い」感じになっています。
アクセルペダルの踏む力や、ハンドルの重さなど。
ですので、しっとりとじっくりと運転するような感じではありません。
それらの結果、運転の楽しさをあまり感じません。
では、逆にいくつか○な点を。
①デザイン等
SUVでありならがもあまりSUVっぽくないデザインで、アーバンビークルとしてはよくまとまっているのではないでしょうか。着座の高さも高すぎず低すぎずちょうど良いですし、車全体の威圧感もありません。
特に、ボンネットに縦に2本のラインが入っているのですが、それは運転席から見ていても、ちょっとスポーティーな雰囲気を感じます。
②室内が明るい
夜、車に乗り込む時に、ドアを開けたときの室内が明るいです。
初めての時は、前回降りた時に、読書灯を消し忘れたかと思ったくらいです。
③シフトノブ
最近のメルセデスベンツのシフトノブは、センターコンソールにシフトレバーがあるのではなく、ハンドル右側のレバー(国産車だとウインカーレバーがあるところ)がシフトノブになっています。
慣れるまではちょっと大変ですが、これは便利に感じました。上にクリックすればバック、下にクリックすればドライブ、先端のボタンを押せばパーキングと、無駄な動きが必要ありません。
そして、その操作がサイドブレーキと連動しています。
ドライブに入れれば自然とサイドブレーキが解除されますし、パーキングに入れてエンジンをストップすれば、それに連動してサイドブレーキがかかります。サイドブレーキに触れずに済みます。

③ディスプレイが大きい
カーナビのディスプレイが大きいのがいいですね。
場所もちょっと高めで見やすいです。

ただ、ディスプレイが大きくて見やすい代わりに、センサーのインジゲータがディスプレイの死角に入ってしまいます(オレンジ色の丸をつけたところ)。
ダッシュボードの上にあるインジゲーターは、フロント左右についているコーナーセンサーに、何かが近づいたときの距離などを色で表示してくれます。その表示がディスプレイで見えにくくなってしまうのです。
ーーー
全体的にGLAの印象を言うと、「本当にメルセデスが本気で作ったの?」と思ってしまいます。
Cクラスと比較すると、運転の楽しさが感じられず、ドライビングポジションに違和感があり、そしてコストダウンの箇所が多く見受けられます。コストの部分はクラスが一つ違うからいいとしても、私のCクラスは一世代前の車です。もうちょっと、いろいろなところを煮詰めて作ってくれることを、メルセデスベンツには期待します。
やっぱり、自分の車が待ち遠しいですね。
下の写真は、GLAの内装です。


今、私の車は車検に出ています。
丸7年、3回目の車検です。
といっても私の手元にやってきたのは昨年の9月ですから、
私にとってこの車の初めての車検となります。

で、ヤナセさんから来た代車がこれ。

GLA220 4maticです。
最初の「GL」がSUVであることを表し、最後の「A」がAクラスの仲間であること表します。
ですので、私が乗るCクラスよりも小さい、Aクラスをベースに作ったSUV車ですね。
エンジンは2,000ccで、4輪駆動です。
登録は2020年1月で、走行距離は5,800km程度。
乗ってみた印象をいくつかお話ししたいと思います。
前提として、まったくの私の主観です。私は普段Cクラスに乗っていますので、車のクラスが一つ違います。また、GLAも2020年6月にモデルチェンジして日本に導入されていますので、今回の代車は、「一世代前」のモデルであることを、ご理解下さい。
全体的に、ちょっといまいち感があります。
まず、×な点をいくつか。
①シート・ペダル・ハンドルの調整が上手くいきません。
アクセルペダルとブレーキペダルの段差が大きく、ブレーキペダルに合わせてシート位置を調整すると、ハンドルを一番手前にしても、私にはハンドルが遠く感じます。
逆にハンドルに合わせてシート位置を調整すると、ブレーキがかなり手前に感じ、足首の角度が不自然になります。
私のドライビングポジションは、かなりハンドルに近いのですが、いろいろ調整をしてみましたが、不自然さは解消できません。すでに右手の足首に少し痛みがあり、一週間程度乗り続けることに不安を感じています。
ですので今は、シートをかなり下げて、かつシートの前端を下げて 足首をあまり曲げなくても良い様にしています。かつ、ハンドルを一番手前まで引っ張っているのですが、それでもちょっと遠いので、通常よりも腕を伸ばす感じになり、腕が疲れます。
また、アクセルペダルからブレーキペダルに足を載せ替えようとすると、段差が大きいために、ブレーキペダルの右端に靴が引っかかることがあります。
②アクセルとエンジン
次にアクセルとエンジンの関係ですが、まずはアクセルペダルが私の好きなオルガン式ではなく、吊り下げ式です。なので、足の動きとアクセルペダルの動きが合致していません。さらに、アクセルペダルがかなり軽いです。そして、エンジン始動からしばらくのうちは低速域でのエンジンの反応が悪く、隔靴掻痒感があります。少し時間が経てば、スムーズになってきます。
エンジンの音ですが、けっこう盛大に室内に入ってきます。そしてその音がガソリンエンジンらしからぬドロドロした様な音です。ディーゼルかと思い、車検表を確認したほどです。
このGLAは運転モードを選ぶことができ、選んだモードによりシフトスケジュール・ハンドリングなどが変わるようです。「Comfort」で運転をしはじめ、「Sports」「Eco」などに変えてみましたが、「Comfort」で充分と思います。「Sports」にすると、ただでさえドロドロしているエンジンの音が、更に一層室内に入ってきて、あまり心地よくありません。
③ハンドルのスポーク上のスイッチの位置
これは、運転中の操作にも影響するので、安全性に問題があるのではないでしょうか。
下の写真の様に、ハンドルのスポーク上に左右を選ぶボタンがあり、上下を選ぶボタンが、左を選ぶボタンの上下に配置されています。

このボタン、メーター内のディスプレイを見て操作をするのですが、上下を選ぶときにボタンの場所がわからず、ブラインドタッチが出来ませんでした。
一般的な工業製品は、OKや決定のボタンが真ん中にあり、その四方に各方向を選ぶボタンが配置されていると思います。
この配置には、とっても戸惑いました。
④装備の差
あとは、Aクラスベースということもあり、Cクラスにあある装備がなかったり、Cクラスが電動であるところが手動だったり、センターコンソールのパネルの質感がいまいちだったりという、Cクラスとの比較でコストがカットされているところが見受けられます。

例えばこのシート位置の調整、ヘッドレストの上下の調整は、Cクラスであればこのスイッチを操作すれば動きます。でもGLAは、 ヘッドレスト部分のパーツは動きません。ヘッドレストの高さは、手動で行います。
また、ハンドル位置やシート位置の自動調整ですが、Cクラスは降りるときにシートが下がってハンドルが上がり、逆に車に乗るときはメモリーした位置にハンドルやシートが動きますが、GLAにはその機能はありません。
他にもハンドルの位置調整が手動(Cクラスは電動)だったりと、そこかしこに装備の差を感じます。
下の写真2枚は、パネルやスイッチ類の拡大ですが、やはり質感などに差を感じます。(比較対象の写真がなくて申し訳ありません、、、)


⑤すべてに軽く仕上がっている
車全体の仕立てが「軽い」感じになっています。
アクセルペダルの踏む力や、ハンドルの重さなど。
ですので、しっとりとじっくりと運転するような感じではありません。
それらの結果、運転の楽しさをあまり感じません。
では、逆にいくつか○な点を。
①デザイン等
SUVでありならがもあまりSUVっぽくないデザインで、アーバンビークルとしてはよくまとまっているのではないでしょうか。着座の高さも高すぎず低すぎずちょうど良いですし、車全体の威圧感もありません。
特に、ボンネットに縦に2本のラインが入っているのですが、それは運転席から見ていても、ちょっとスポーティーな雰囲気を感じます。
②室内が明るい
夜、車に乗り込む時に、ドアを開けたときの室内が明るいです。
初めての時は、前回降りた時に、読書灯を消し忘れたかと思ったくらいです。
③シフトノブ
最近のメルセデスベンツのシフトノブは、センターコンソールにシフトレバーがあるのではなく、ハンドル右側のレバー(国産車だとウインカーレバーがあるところ)がシフトノブになっています。
慣れるまではちょっと大変ですが、これは便利に感じました。上にクリックすればバック、下にクリックすればドライブ、先端のボタンを押せばパーキングと、無駄な動きが必要ありません。
そして、その操作がサイドブレーキと連動しています。
ドライブに入れれば自然とサイドブレーキが解除されますし、パーキングに入れてエンジンをストップすれば、それに連動してサイドブレーキがかかります。サイドブレーキに触れずに済みます。

③ディスプレイが大きい
カーナビのディスプレイが大きいのがいいですね。
場所もちょっと高めで見やすいです。

ただ、ディスプレイが大きくて見やすい代わりに、センサーのインジゲータがディスプレイの死角に入ってしまいます(オレンジ色の丸をつけたところ)。
ダッシュボードの上にあるインジゲーターは、フロント左右についているコーナーセンサーに、何かが近づいたときの距離などを色で表示してくれます。その表示がディスプレイで見えにくくなってしまうのです。
ーーー
全体的にGLAの印象を言うと、「本当にメルセデスが本気で作ったの?」と思ってしまいます。
Cクラスと比較すると、運転の楽しさが感じられず、ドライビングポジションに違和感があり、そしてコストダウンの箇所が多く見受けられます。コストの部分はクラスが一つ違うからいいとしても、私のCクラスは一世代前の車です。もうちょっと、いろいろなところを煮詰めて作ってくれることを、メルセデスベンツには期待します。
やっぱり、自分の車が待ち遠しいですね。
下の写真は、GLAの内装です。

